シュツットガルトDFチェイス・アンリの今季について現地紙は厳...の画像はこちら >>

シュツットガルトのチェイス・アンリ photo/Getty Images

トップチームに定着できず

昨年夏にセカンドチームからトップチーム昇格を果たしたシュツットガルトのチェイス・アンリは、8月24日(現地時間)に行われたフライブルクとのリーグ開幕戦に後半途中から出場して早速ブンデスリーガでデビューを飾ると、9月17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節レアル・マドリード戦ではヴィニシウス・ジュニオールと対峙。粗削りながらも対人守備と空中戦の強さを活かし、シュツットガルト守備陣の中で存在感を放っていた。



しかし、クラブが冬の移籍市場でフィン・イェルチュ、ルカ・ハケスという若手ディフェンダー2人を獲得すると、彼らに押し出される形でチェイスはセカンドチームに再び降格。3月には内転筋も痛めて離脱を余儀なくされるなど、チェイスにとって今シーズンはウインターブレイクを挟んで状況が大きく変わる難しいシーズンとなった。

トップチームに定着できなかったチェイスに対しては、現地メディアからも厳しい評価が下されている。ドイツ紙『Bild』はシュツットガルトの各選手の今シーズンのパフォーマンスを6段階評価(1が最高、6が最低)で採点した記事の中でチェイスをチーム最低タイとなる評価点5とし、さらに以下のような寸評を加えている。

「この若いセンターバックがブンデスリーガに来るのは早すぎた。多くの試合でチェイスは間違いなくチームの不安定要素となっていて、そのためにセカンドチームに戻ることになった。夏にレンタル移籍となる可能性が高い」

現在、チェイスをめぐってオーストリアのRBザルツブルクが興味を示していて、シュツットガルトとのクラブ間交渉が続いているという。

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