チームメイトだった遠藤とジョタ photo/Getty images
早すぎる別れ
リヴァプールのポルトガル代表FWディオゴ・ジョタが交通事故で急逝した。突然起きたショッキングな出来事にサッカー界全体が深い悲しみに包まれる中、チームの主将フィルジル・ファン・ダイクやイブラヒマ・コナテ、遠藤航などチームメイトからも追悼のメッセージが送られている。
20−21シーズンにリヴァプールに加入したジョタ。昨シーズンはリーグ戦26試合で6得点を挙げ、チームの5年ぶりの優勝に貢献。またポルトガル代表では49試合に出場し14得点を記録。先日行われたUEFAネーションズリーグでもポルトガルの優勝に貢献し、優勝トロフィーを掲げていた。
ジョタは現地時間の3日、スペイン北西部のサモラ近郊で弟のアンドレ・シウバと共に事故に遭ったという。早すぎる別れに言葉を失う中、リヴァプールのチームメイトから追悼のメッセージが届く。チームの主将ファン・ダイクは自身のインスタグラムで悲痛な思いをこう綴っている。
「信じられない、信じたくもない。本当に打ちのめされた。全く信じられない。あなたは素晴らしい人間であり、素晴らしい選手であり、そして何よりも家族思いの素晴らしい人だった。あなたは私たちみんなにとって、そしてこれからもずっと、かけがえのない存在だった!君の素晴らしいご家族全員、ルート(ジョタの奥さん)、そしてお子さんたちのことを思うと胸が張り裂ける思いだ。この困難な時期も、そしてこれからも、私たちはいつもあなたの家族のために寄り添うことを約束する」
またイブラヒマ・コナテもインスタグラムでメッセージを送った。「ディオゴ…まだ信じられない。とても打ちのめされている。この気持ちを表す言葉が見つからない。君は素晴らしいサッカー選手であるだけでなく、素晴らしい人間であり、友人で、兄弟だった。君とアンドレが安らかに眠れますように」
「世界中の人々に伝えたいことがある。今日はディオゴと弟だった。昨日は別の誰かの命だった。明日は私たちかもしれない。人生が与えてくれる一瞬一瞬を、家族、友人、そして見知らぬ人々とでも分かち合おう。平和に生き、互いに愛を送り合おう。明日に何が起こるかなんて分からないのだから。愛しています、兄弟よ」
そして日本代表の遠藤航も自身のXとインスタグラムでコメント「リバプールのチームメイトであるディオゴ・ジョタ選手とその兄弟であるアンドレ・シウバ選手が先日交通事故で亡くなりました。ジョタ選手とは日頃からサッカーの話や家族の話、ゲームの話などよく食事のテーブルで一緒に座って話していました。ピッチ内での彼のゴール前での落ち着きやシュートの上手さは言うまでもありません。未だに彼がいなくなってしまったことは信じれないですが、彼と過ごしたリバプールでの素晴らしい時間は自分にとってかけがえのない思い出です。自分自身も気持ちの整理をするのがまだ難しいですが、お二人の家族のためにできる限りのサポートをみんなでしていきたいと思います。お二人のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」
なおリヴァプールの公式ウェブサイトでは、ジョタとその家族に向けたメッセージを送れるとのこと。サポーターやサッカーファンの方々は是非送ってみてはいかがだろうか。
Jots,I still can’t believe it.
— 遠藤 航 (Wataru Endo) (@wataru0209) July 4, 2025
I don’t want to believe it.
What a great player,what a great person you were.
You will be remembered forever.
My thoughts are with your wife,kids and all family and friends.
Love you Jots.
Rest in peace Diogo and Andre.
You will never walk alone.… pic.twitter.com/6B4DAY5Tm1