テクニックは超ワールドクラスだが…… ミランの10番R・レオ...の画像はこちら >>

ミランの攻撃をリードするレオン photo/Getty Images

名将カペッロ氏が求めるものは

2019年の加入以降、ミランの左ウイングとして攻撃をリードしてきたポルトガル代表FWラファエル・レオン。そのテクニックは世界トップクラスであり、188cmのサイズを活かしたダイナミックなドリブルは強烈だ。



しかし、パフォーマンスに少々波がある。それが今ひとつ評価が伸び切らない理由であり、まだアタッカーとして完成したとは言えないか。

新シーズンよりミランはマッシミリアーノ・アッレグリが指揮官に復帰しており、レオンが残留する場合はチームの主軸になっていくと考えられている。アッレグリは経験豊富な指揮官だが、レオンをさらに成長させられるだろうか。

伊『Gazzetta dello Sport』にて、名将ファビオ・カペッロ氏はアッレグリの下でフィニッシュ精度やポジショニングに磨きをかけてほしいと語っている。

「彼のような選手は、一貫して高いレベルを求められて当然だ。アッレグリはその才能を引き出す術を見つけないといけない。特にフィニッシュの部分は多くのトレーニングを必要とするだろう。シュートポジションには入るものの、ミスするケースをよく見かける。フィニッシュの具体的なトレーニングが必要だ。どこにミスがあるのかを指摘してくれるコーチと一緒に、様々な角度からのシュートに慣れないといけない。また、ボールを持っていない時のポジショニングも改善する必要がある」

「PSGの前線は、頼まれている以上に走り回っているよね。
チームメイトを助けたいとの思いはレオンにもあるはずだ。アッレグリはレオンをとても信頼している。彼のクオリティを信じているからだ。レオンを鼓舞していくだろうが、どうなっていくか見守りたい」

レオンも守備にハードワークするタイプではなく、そこも改善点か。才能はピカイチと言われながら、レオンも26歳と中堅世代を迎えた。アタッカーとしてもう一歩上のステージへ達してほしい頃合いか。

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