フルミネンセはベスト4にまで進んだ photo/Getty Images
今大会はブラジル勢の躍進が目立った
6月14日よりアメリカで開催されてきたクラブワールドカップ2025(CWC)も決勝を残すのみとなり、決勝はチェルシーVSパリ・サンジェルマンの欧州対決となった。
やはり欧州勢の実力はずば抜けているが、他大陸クラブの奮闘も見逃せない。
ブラジル勢はベスト16にパルメイラス、ボタフォゴ、フラメンゴ、フルミネンセの4チームを送り込み、そのうちフルミネンセはベスト4まで駒を進めた。
選手たちの頑張りはもちろん、指揮官の頑張りも認められるべきだろう。フルミネンセを指揮するレナト・ガウショは、CWCからブラジル人監督の手腕が世界に広がっていけばと希望を口にしている。
「世界にはブラジルの指揮官を違った視点で捉え、もう少し評価してもらえればと思う。他国の監督が話題になる一方で、ブラジル人監督はあまり注目されていない。今回のCWCはブラジル人監督が注目してもらえる場になった。これが今後も続くことを願っている」(『ESPN』より)。
ブラジル代表監督をイタリアのカルロ・アンチェロッティに任せているように、最近はブラジルから名将が出てきていないと言われることがある。CWCはブラジル人監督にとっても力をアピールできる舞台であり、そこでインパクトを残せれば欧州トップリーグから引き抜かれるケースも出てくるかもしれない。