現代サッカーでトップになるにはフィジカルが必須 PSGが示す...の画像はこちら >>

CWCでも躍動するPSG photo/Getty Images

PSGは全員がよく走る

サッカーの世界ではテクニックや戦術理解力といったものも必要だが、現代ではそのベースとなる強靭なフィジカルが欠かせない。よりプレイスピードは速くなり、運動量が求められるのも当たり前だ。



現役時代にはアトレティコ・マドリードやバルセロナで活躍し、現在は指導者の道に進んでいるシャフタール・ドネツク指揮官アルダ・トゥランは、現在のクラブワールドカップ2025で決勝まで進んだパリ・サンジェルマンがその象徴的存在だと語る。

「5大リーグでは、選手全員のフィジカルがトップクラスだ。他のリーグだと、各チームにそうした選手は5人か6人しかいなくて、アンバランスさが生まれる。たとえばPSGの左サイドバックに入るメンデスを見てほしい。ボールを失うこともあるけど、重要なのはその後のリアクションのスピードだ。戦術や正確なポジショニングも大事だが、フィジカルの強さ無しにそれらを実践することはできない」

「私は攻撃的な選手で、現役時代は10番を背負ってきた。走るのはあまり好きじゃなかったね。でも走ることは何かを成し遂げるための第一歩だ。ウスマン・デンベレがハイプレスをかけ始めているけど、その後の進化がそれを表しているよ。シャフタールもトップレベルに達したいなら、同じようにファイトする必要がある」(『The Guardian』より)。

ルイス・エンリケ率いるPSGは選手全員がよく走る。シンプルなことだが、走ることの重要性を改めて示していると言える。

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