エンリケが作り上げたPSG photo/Getty Images
11人のハードワークで絶妙の攻守バランス
チャンピオンズリーグに続いてクラブワールドカップ2025も制覇してしまうのか。ルイス・エンリケ率いるパリ・サンジェルマンの勢いが止まらない。
先日行われた準決勝ではレアル・マドリードを4-0で粉砕。レアルはシャビ・アロンソ体制がスタートしたばかりではあるが、それでもレアルを相手に4-0のスコアは見事と言うしかない。CL決勝でもインテルを5-0のスコアで粉砕しており、今のPSGは1度スイッチが入ると手がつけられない。
スペイン『SPORT』は、ジョゼップ・グアルディオラが築いた『黄金期バルセロナ』と比較できるチームなのではないかと今のPSGを絶賛する。
当時のペップ・バルサも驚異的な完成度を誇り、リオネル・メッシやシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタらを中心に3冠などを達成してきた。強かったこともそうだが、革新的だったポゼッションサッカーが世界のサッカーファンを魅了することになり、美しいパフォーマンスという点でもペップ・バルサは史上最高のチームの1つに数えられる。
今のPSGもそれに近づいているのだろうか。PSGの場合は、11人全員のハードワークをベースとした攻守のバランスが絶妙だ。中盤のヴィティーニャらを中心にボールを保持することもできれば、高速カウンターで襲いかかることもできる。
リヴァプールOBで解説を務めるジェイミー・キャラガー氏は、自身のXで「今のPSGはペップ・バルサを見ているかのようだ。これ以上の褒め言葉はない」と絶賛していて、同メディアもペップ・バルサに対抗できるチームと評価する。
その評価はCWCを制覇することでさらにアップすることになるが、13日に予定されているファイナルでチェルシーを粉砕できるか。