ゴールを決めたコール・パーマー(中) photo/Getty Images
決勝で2G1A
13日(現地時間)、FIFAクラブワールドカップ2025決勝でチェルシーとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦し、3-0でチェルシーが勝利した。
今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグを制したPSGとプレミアリーグの雄チェルシーとの対戦となった決勝の前半は、大方の予想に反してチェルシーがゴールショーを披露する一方的な展開となった。
22分、マロ・ギュストのパスをゴール前で受けたコール・パーマーが左足で冷静にゴール左隅にシュートを流し込んで先制点をあげると、同選手は30分にも右サイドからカットインして左足を振り抜き追加点を記録。さらに43分にはパーマーのスルーパスに反応して相手守備陣の背後に抜け出したジョアン・ペドロが右足でシュートを決め、チェルシーが3-0と大きくリードして前半を折り返した。
苦しい試合展開となったPSGは、48分にフヴィチャ・クヴァラツヘリアが左から中央にカットインして右足でシュートを放つなど後半開始から攻勢に出た。しかし、チェルシーの守護神ロベルト・サンチェスが再三にわたってビッグセーブを連発してPSGに得点を許さず、チェルシーの3点リードのまま試合は終盤へと入って行く。
そうした試合展開の中で、86分にチェルシーのマルク・ククレジャの後ろ髪を引っ張って倒したことでジョアン・ネヴェスがレッドカードを受けて退場処分になってしまう。
PSGは数的不利な状況となった後も攻撃の手を緩めずチェルシーを押し込むもののゴールは最後まで奪うことができず、無得点でタイムアップ。3-0でチェルシーが勝利し、2022年大会以来の優勝を遂げた。