マンUの絶対的エースになると思われたラッシュフォード photo/Getty Images
27歳を迎えた今夏はどこへ
今でも史上最強のストライカーの1人に挙げられる元ブラジル代表の元祖怪物FWロナウド。そんなロナウド氏が2016年に自身と似た特長を持っていると期待をかけていた選手がいる。
それがイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードだ。
2016年といえば、まだラッシュフォードがマンチェスター・ユナイテッドでキャリアを始めたばかりの頃だ。確かに当時のラッシュフォードはデビュー時から大きなインパクトを残しており、このままマンUのエースになるのではと期待されていた。
2016年にロナウド氏は英『FourFourTwo』にて、「彼はとても優秀な若手選手だ。彼には私に近いものを感じる。アグレッシブでスピードがあり、ボールの扱いにも非常に優れている。ストライカーはゴールを決めるためにハングリー精神が不可欠だが、彼にはその点も感じられる。彼には素晴らしい未来が待っているよ」とコメントしていた。
あれから9年。ラッシュフォードは27歳と中堅世代に入っているが、近年はやや苦戦気味と言える。マンUでは2022-23シーズンにリーグ戦17ゴール5アシストと見事が成績を残したが、絶対的なエースにはなれず。2024-25シーズンはアストン・ヴィラにレンタル移籍することになり、代表メンバーからも外れている。
さすがにロナウド級のストライカーになるのは難しかっただろうが、想像していた成長曲線と違ってしまっているのは確かか。英『GIVE ME SPORT』はまず安定してプレイできる環境に向かってほしいとエールを送っており、27歳は選手として全盛期と呼べる頃合いだ。このまま停滞してしまうのは寂しいが、ラッシュフォードはもう一度イングランド代表の重要戦力になっていけるだろうか。