インテルでプレイしたA・ヤング photo/Getty Images
インテルではウイングバックとして活躍
昨夏にマンチェスター・ユナイテッドを離れてナポリへ移籍し、アントニオ・コンテの下で絶対的な主力としてスクデット獲得に貢献したMFスコット・マクトミネイ。
コンテは以前からマクトミネイのことを評価していたようで、結果的にこの引き抜きは大当たりとなった。
マクトミネイほどインパクトがあったわけではないが、過去には同じくマンUからコンテの下へ向かって成功を掴んだ選手がいる。それが現在40歳を迎えているMFアシュリー・ヤングだ。
ヤングは2011年からマンUでプレイしており、2020年を迎えた頃にはチームのリーダー的存在になっていた。そんな時、インテルを指揮していたコンテより直接電話がかかってきたという。コンテはインテルの方が先発機会が増えるとヤングに提案したようで、ヤングは2020年にマンUを離れてインテルへ移籍。結果的にはこれも当たり、ヤングはインテルの一員としてスクデット獲得を経験している。
『sky Sport』によると、当時の判断についてヤングは次のように振り返っている。
「ユナイテッドにいる選手で、移籍を望む者はなかなかいないと思う。それに当時の僕はクラブのリーダーだった。でも当時オーレ(スールシャール監督)と話をし、今後は右サイドバックでアーロン・ワン・ビサカの出番を増やすつもりだと言われた。僕は左サイドバックでもプレイしていたけど、ルーク・ショーもいたからね。両者とも素晴らしい選手で、本当にリスペクトしている」
「当時そこに留まることも出来たけど、コンテが興味を示してくれた。
ヤングは2020年の冬にインテル入りし、続く2020-21シーズンにスクデット獲得を経験した。インテル在籍期間は短かったが、結果的にヤングの移籍は正解だったと言える。コンテが得意とする3バックのウイングバックでプレイすることになり、このあたりの目利きもコンテの見事なところだ。