去就が不透明なヌニェス Photo/Getty Images
出場機会確保を優先
ウーゴ・エキティケのリヴァプール加入が大筋合意に至ったことを受け、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの去就が現実的な話題となっている。『Empire of the Kop』によれば、サウジ・プロリーグのアル・ヒラルがヌニェスに対して“天文学的”とも形容される破格の条件を提示しているという。
昨季プレミアリーグで先発出場はわずか8試合。アルネ・スロット体制下でも定位置確保は難しいと見られるヌニェスは、エキティケの加入によってさらに序列が下がる可能性が高まった。現時点でヌニェスはヨーロッパでのプレイ継続を希望しているとされるが、アル・ヒラルは年俸1730万から2170万ポンドという“破格”の条件で翻意を狙っている。
現行契約では年俸約730万ポンドとされており、移籍すれば給与は大幅アップすることになる。アル・ヒラルはシモーネ・インザーギ監督のリクエストにより、すでにヌニェス側と接触を図っているとのことだ。
一方、リヴァプールはフランクフルト所属のエキティケと個人合意に達しており、契約期間は6年。『The Athletic』のデイビッド・オーンスタイン氏によれば、移籍金は総額8000万ユーロ超で最終調整中だという。ニューカッスル・ユナイテッドもエキティケに関心を示していたが、リヴァプールが競争を制する見通しである。
今後、エキティケの正式加入が決まれば、ヌニェスの去就は一気に進展するとみられる。2026年W杯を見据え、安定した出場機会と高額報酬の両立ができる環境として、アル・ヒラル行きはより現実味を帯びてきている。