ウィコムでプレイするコネ Photo/Getty Images
後継探しが本格化
セルティックが、ウィコム・ワンダラーズに所属するFWリチャード・コネの獲得に動いているようだ。『TEAMtalk』が伝えている。
現在27歳の前田大然は、ブレンダン・ロジャーズ監督の下で不可欠な戦力となっており、昨季は公式戦51試合で33得点12アシストという圧巻の成績を記録。スコティッシュ・プレミアシップとスコティッシュ・リーグカップの2冠達成に大きく貢献した。同紙によれば、トッテナム、ブレントフォード、エヴァートン、ウェストハムといったイングランド勢が前田に注目しており、セルティックは2500万ポンドという評価額を設定したとされる。
そうした中で、セルティックが代役候補として注視しているのが22歳のコネである。昨季、イングランド3部リーグのリーグ1で58試合21得点6アシストを記録したコネは、リーグ1年間最優秀選手と年間最優秀若手選手の2冠を達成。フィジカルの強さと高い決定力を兼ね備え、セルティックは既に昨季中に3度の視察を行っていたという。
だが、獲得は簡単ではない。ウィコムは1月にルートン・タウンからの500万ポンド超のオファーを拒否しており、今夏は700万ポンドを要求する姿勢を崩していない。セルティックとしては、前田の売却益がなければその金額を捻出するのは難しく、交渉は膠着状態にあると見られる。
さらに、コネにはブレントフォード、クリスタル・パレス、ノリッジ、トゥールーズ、ロワイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズといったクラブも関心を示しており、セルティックはライバルとの争奪戦を強いられている。
コネは前田のようなエネルギッシュなスタイルを持ち、将来的には主力へと成長しうる存在である。鍵を握るのは、ウィコム側がどこまで譲歩するか、そして前田の動向にかかっている。