期待の若武者チド・オビ・マルティン Photo/Getty Images
身体もさらにひとまわり大きくなった
昨季の15位という不本意な成績を覆し、上位を狙いたいマンチェスター・ユナイテッド。しかし得点力不足は深刻で、ラスムス・ホイルンドもジョシュア・ザークツィーも昨季期待されたほどのゴールを挙げることはできなかった。
クーニャはCFではないため、トップにはさらに1人、頼りになる得点源が必要。ブレントフォードのブライアン・エンベウモがそのポジションに収まることになりそうだが、もう1人期待したいFWがいる。昨季アーセナルから獲得した17歳のチド・オビ・マルティンだ。
アンダー世代のリーグではリヴァプール相手に1試合で10ゴールを叩き出したことが話題となった同選手。プレミアリーグデビューシーズンとなった昨季は得点を挙げることはできなかったが、英『Mirror』は今季は確実にトップチームに組み込まれ戦力となるはずだと伝えている。
同紙によればチド・オビには注目すべき変化が2つあるという。ひとつは背番号。昨季は「「46」を着用していたが、今季は「32」が与えられた。マンUファンならおわかりのとおり、これはかつてカルロス・テベスが着用していた番号であり、期待の大きさがうかがえる。
2つ目は、チド・オビの体重が目に見えて増えていることだ。もともと10代とは思えない体躯の持ち主ではあったが、さらにがっしりとした体格を手に入れており、これはプレミアで戦ううえで有利に働くはずだと同紙は伝えている。
プレシーズンの香港戦では2ゴールを挙げており、これも明るい兆しだ。ホイルンドもザークツィーも期待された活躍を見せられないなか、チド・オビが台頭するというシナリオにも期待できそうだ。