マンU地獄の開幕6連戦に不安…… ファーディナンドが“新戦力...の画像はこちら >>

再建を託されているアモリム Photo/Getty Images

夏の補強に手応えも

マンチェスター・ユナイテッドは、昨シーズンにクラブ史上最低となるプレミアリーグ15位に沈み、近年まれに見る不振に終わった。欧州カップ戦への出場権も失い、ルベン・アモリム体制の下で臨む2025-26シーズンは、再起を賭けた一年となる。



だが、その船出は決して楽観視できるものではない。『talkSPORT』の番組に出演したリオ・ファーディナンド氏は、プレシーズンの好調と補強に触れつつも、開幕からの6試合に強い警戒感を示している。

ユナイテッドはこの夏、ブレントフォードからブライアン・エンベウモを7100万ポンドで、ウルブズからマテウス・クーニャを6250万ポンドで獲得。攻撃陣のテコ入れに成功した。米国ツアーでもウェストハムに勝利し、ボーンマスを圧倒、エヴァートンと引き分けと内容は上々。順調な仕上がりを印象づけている。

それでもファーディナンド氏は言う。「ユナイテッドの開幕6試合は地獄だ。どれだけプレシーズンが良くても、最初の6試合で結果が出なければすべてが水の泡になる」開幕節はアーセナル戦。続いてフラム、バーンリー、代表ウィークを挟んでマンチェスター・シティ、チェルシー、ブレントフォードと、上位勢や難敵との連戦が続く。

新加入のクーニャとエンベウモへの評価は極めて高い。ファーディナンド氏は「クーニャは自信に満ちたキャラクター。
プレッシャーも楽しむタイプだ」と述べ、エンベウモについても「極めてプロフェッショナル。ピッチ内外での姿勢がチーム環境を高める」と称賛。個人で栄養士やS&Cコーチ、専属シェフまで抱えるなど、真摯な姿勢を評価した。

厳しい意見を述べたファーディナンド氏だが、ユナイテッドは補強によって昨季のウィークポイントをカバーし、プレシーズンでの好調を維持している。果たしてこの勢いのまま、鬼門とされる開幕6試合を乗り越えることができるのか。期待と不安が交錯する2025-26シーズン、アモリム体制2年目のスタートダッシュは、クラブの命運を左右する極めて重要な6戦となる。

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