移籍が決定した木本 Photo/Getty Images
新天地で目指す再起
FC東京に所属する木本恭生が、サガン鳥栖へ期限付き移籍することが決定した。契約期間は2026年1月31日までで、期間中はFC東京との公式戦に出場できない条項が盛り込まれている。
31歳のセンターバックは、2016年にセレッソ大阪でプロキャリアをスタートさせ、名古屋グランパスを経て2022年からFC東京に在籍。足元の技術や対人の強さを武器に存在感を示してきたが、昨季のJ1出場はわずか7試合にとどまっていた。
J1通算216試合の実績を持つ木本にとって、今回の移籍はキャリア再起の大きな転機となる。出場機会を求めての決断に、本人も特別な想いを抱いている。
「このたび、サガン鳥栖に移籍することになりました。ファン・サポーターのみなさん、3シーズン半の間、応援していただきありがとうございました」とコメント。続けて「苦しいチーム状況のなか、自分の想いを尊重してくれたチーム関係者にも感謝を伝えたいです。東京が少しでも良い成績で終われるように応援していますし、自分もみなさんに良い報告が届くように精一杯頑張ってきます」と語った。
鳥栖にとって経験豊富な木本の加入は、最終ラインの安定にとって重要な一手となるだろう。冷静な守備対応と統率力を武器に、再び輝きを取り戻せるか注目が集まる。