ギェケレシュが来たとてアーセナルの攻撃は“相変わらず” 「明...の画像はこちら >>

ギェケレシュは先発したが…… Photo/Getty Images

ビジャレアルに2-3と敗戦

スポルティングCPからスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュを獲得したアーセナル。ようやく待望のストライカーを獲得し、これで得点力アップと期待がかかっているが、話はそう単純ではなさそうだ。



アーセナルはプレシーズンのテストマッチでビジャレアルをホームに迎えて対戦したが、相変わらず攻撃の鈍さを露呈したのだ。アーセナルは古巣対戦となったニコラ・ペペに16分にゴールを許して先制されると、33分にはカール・エタ・エヨングに追加点を奪われ2点のリードを許す。直後にコーナーキックからクリスティアン・ノアゴーが1点を返したが、後半にまた失点。ようやく76分にマックス・ダウマンの仕掛けからPKを誘発しマルティン・ウーデゴーが決めたものの、全体的に攻撃陣は静かだった。

ギェケレシュは先発したが、周囲のサポートを得られず走り回るばかり。英『Daily Mail』は、アーセナルの攻撃を「明らかな弱点」「ピッチ上では、このあたりはいつもと同じだった。アーセナルのフォワードはサービスに飢え、残り物を食べて生きていた」と酷評した。

いかに強力なストライカーを擁しても、ボールを届けることができなければ意味はない。アーセナルのもたもたとした攻撃は昨季何度も見たシーンだった。

また、ブカヨ・サカを活かそうとするあまり攻撃が不均衡になり、左サイドが活かされていないとも同紙は指摘している。サカを中心に右サイドから攻める形は相手も十分にわかっており、なにかしらの変化を加える必要性を感じさせた。

ラストピースといわれるストライカーを十分に活かせていない現状のアーセナル。
開幕に向け不安の残るテストマッチとなってしまった。

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