アーセナルのマルティネッリ Photo/Getty Images
やはり左サイドは補強ポイントか
アーセナルはプレシーズンのテストマッチでビジャレアルをホームに迎え、対戦した。しかしエミレーツ・スタジアムに詰めかけたファンの期待に応えることはできず、2-3と敗戦を喫した。
この試合では期待のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュが初先発を果たしたが、あまりボールに触れることができずに終わった。しかしもっともファンの期待を裏切ったのは、左サイドで先発したブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリだったようだ。
英『THE Sun』によると、マルティネッリはこの試合で12回のデュエルのうち8回に負け、7回のドリブルのうち3回しか成功しなかった。散々な出来であり、ファンはSNSに怒りの投稿を行なったと同紙は報じている。
「マルティネッリをハーフタイムに売り飛ばせ! この男は本当にダメだ」
「まだ15分なのに、マルティネッリは攻撃中にすでに4回ボールを失っている。契約を解除したら、一体いくらかかるんだ? 本当に受け入れられない」
「ギェケレシュは左サイドでマルティネッリが30分プレイしたのを見て、代わりに自分がやろうと決めたようだ」
「サウジの皆さん、もし私の声が聞こえるなら、ガブリエウ・マルティネッリを連れていってください」
アーセナルの攻撃は右のブカヨ・サカのサイドに偏りがちであり、マルティネッリは相手に引かれた状態で単独突破を強いられるケースも多い。マルティネッリのパフォーマンスだけが問題とはいえないが、ファンはまったく満足しなかったようだ。
左サイドにクリスタル・パレスのエベレチ・エゼを迎えるともいわれているアーセナル。現在は解説者として活躍する元マンチェスター・シティのマイカ・リチャーズ氏はマルティネッリをベンチに置いたほうがいいと提言していたが、やはり左サイドは補強ポイントなのか、不安の残るパフォーマンスだったのは確かだ。