ブライトンのMFカルロス・バレバ photo/Getty images
サポーターの熱意が爆発
今夏の移籍市場で中盤の補強を目指すマンチェスター・ユナイテッド。そのターゲットの1人であるカルロス・バレバを巡って、英国内のファンが異例の行動に出た。
『The Athletic』によると、ユナイテッドはブライトンと非公式に接触し、バレバの移籍条件について調査を開始。バレバは昨季プレミアリーグで34試合に出場し3得点を記録、ファビアン・ヒュルツェラー体制の下で頭角を現したカメルーン代表MFである。ただし、同紙は「この夏に実現する可能性は極めて低い」と伝えている。
現時点でバレバには3年の契約期間が残されており、さらに12ヵ月の延長オプションも付いている。売却に後ろ向きなブライトンに加え、ユナイテッド側もをPSRとの兼ね合いから財政的に余裕はない。
そうした中で注目を集めているのが、英国内のサポーター、イアンさんの行動である。イアンさんは「Baleba to Man United fund(バレバをユナイテッドへ)」と題したクラウドファンディングページを立ち上げ、目標金額を1億2000万ポンドに設定。バレバの写真とともに「この移籍は絶対に必要だ」と繰り返し訴える熱意が投稿文に込められている。
バレバ獲得は依然として非現実的だが、ファンの情熱がクラブを動かす日が来るのか。その行方に注目が集まる。