ニューカッスルはシェシュコも獲得失敗…… 残るストライカー候...の画像はこちら >>

昨季の活躍で注目を浴びるヴォルテマーデ Photo/Getty Images

ストライカー獲得が急務

今夏の移籍市場でFWアレクサンデル・イサクを失う危機に瀕しているニューカッスル。イサクはプレシーズンツアーにも帯同せず独自にトレーニングを行なっており、もはや退団は既定路線だ。



代役としてライプツィヒのベンヤミン・シェシュコの獲得にも動いたが、こちらもマンチェスター・ユナイテッドに取られてしまいそうだ。移籍市場のエキスパートであるジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、ユナイテッドのシェシュコ獲得が決定的である旨を報じた。

ストライカー争奪戦に敗れた格好のニューカッスルはどうするのだろうか。『Football Insider』は、残る候補は3人おり、ブレントフォードのヨアネ・ウィッサ、アストン・ヴィラのオリー・ワトキンズ、そしてシュツットガルトのニック・ヴォルテマーデであると報じた。

ウィッサはブレントフォードからの移籍を望んでおり、ビーズはマグパイズから当初提示された2500万ポンドを増額すれば受け入れる用意があると同メディアは報じている。しかし体格面ではあまり優れたストライカーではなく、『FBREF』によれば昨季空中戦での勝利数は1試合あたりわずか0.93回だった。裏抜けには優れているが、イサクの代役としてはやや物足りない感じがある。

ワトキンズは2020年にヴィラに加入してから85ゴールを挙げている。この数字を上回るのはリヴァプールのモハメド・サラーの111ゴールだけで、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドとは同じ数字(85)だ。総合的に高い能力をもったFWであり、獲得できるなら文句なしの補強となるが、問題はCL出場権争いのライバルとなりそうなアストン・ヴィラが放出を容認するかどうかだ。

ヴォルテマーデはプレミアリーグでのプレイ経験がなく、昨季頭角を現したばかりの若手。3人のなかではもっともリスキーなターゲットかもしれない。
しかし興味深いことに、『FBREF』の「Similar Players(似ている選手)」の項目の第1位にイサクの名前が出てくる。

ヴォルテマーデはウィッサやワトキンズと比較すると、より多機能型のFWといえ、下がって組み立てに関与したりと攻撃の起点となることもできる。こうした点はイサクとも共通しているところで、1試合あたりのゴール関与(ゴールもしくはアシスト)の期待値はイサクが0.81、ヴォルテマーデが0.82と近似値となっている。

果たしてニューカッスルはイサクの代役に誰を狙うべきなのだろうか。

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