リヴァプールを指揮するスロット photo/Getty Images
新シーズンは豪華新戦力をどう活かすか注目される
昨季は就任初年度ながらチームを巧みにまとめ、いきなりリヴァプールをプレミア制覇に導いた指揮官アルネ・スロット。前任のユルゲン・クロップとはタイプの異なる指揮官で、あまり感情を表に出さない冷静なタイプと言える。
その姿勢は選手たちからも信頼を集めていて、FWコーディ・ガクポは常にリラックスしている監督だとスロットのことを表現している。
「監督は本当にナチュラルな人だ。とても真面目なんだけど、クオリティやインテンシティに関しての要求は厳しい。それでもトレーニングが終われば、とてもリラックスしている。みんなが監督の人間性を好きだと思うよ。エヴァートンとのダービーマッチの時のように感情を露わにすることもあるけど、全体的には非常に冷静で感情に流されることがない」(『sky Sport』より)。
昨季の優勝メンバーをベースに、今夏はMFフロリアン・ヴィルツ、DFミロシュ・ケルケズ、ジェレミー・フリンポン、FWウーゴ・エキティケら豪華な新戦力が加入。スロットが彼ら新戦力をどうまとめるか非常に興味深い。
最後にガクポは今季の目標を問われ、「リヴァプールのようなクラブとしてCL優勝という非常に高い目標を掲げないとね。欧州でチームが狙える最高のタイトルであり、それを目指して戦うつもり」と答えている。
昨季はリーグの戦いこそ安定していたが、CLではベスト16でパリ・サンジェルマンに惜しくも敗れてしまった。今夏の豪華補強を考えると、今季はリーグ連覇に加えてCL制覇への期待も高まっている。