昨季はストライカーポジションも務めたメリーノ Photo/Getty Images
オプションとしてはありか
W杯欧州予選グループEでは、スペイン代表とトルコ代表が対戦。6-0という大差でスペインがトルコを下し、2勝をあげてグループの首位に立っている。
この試合で活躍が注目されたのはアーセナル所属のMFミケル・メリーノだ。メリーノは22分にゴール前でのパス回しから左足でチームの2点目を奪うと、前半アディショナルタイムにも似たような形で追加点。さらに57分には狙いすましたコントロールショットを遠めの位置から叩き込み、ハットトリックを記録している。
この活躍を受け、アーセナルのファンたちはミケル・アルテタ監督に戦術変更を要求したようだ。『THE Sun』がSNSに投稿されたファンたちのコメントを紹介している。
「4-4-2はメリーノとギェケレシュに双子のように似合う」
「こんなことを言うと頭がおかしいと思われるかもしれないが、メリーノを前線に置いて、ギェケレシュと4-4-2にすればいい」
「アルテタ監督は4-4-2のシステムを採用して、メリーノをギェケレシュとともに起用する時期かもしれない」
現在のアーセナルの基本システムは[4-3-3]だが、ファンたちはヴィクトル・ギェケレシュとメリーノを2トップに置いた[4-4-2]を提案している。メリーノは昨季アーセナルのストライカーが怪我でいなくなった時期に臨時のトップとして最前線を務め、それなりに結果を出した。ゴールへの嗅覚も磨かれたように見える。
加入間もないギェケレシュは、前線で孤立しボールに触れない場面もしばしば見られる。得点力の高いメリーノをセカンドストライカーとしてギェケレシュのまわりでプレイさせるというアイデアは、そう突飛な話でもないように思える。いきなり[4-4-2]に変更することはなくともオプションとしては面白いと思われるが、アルテタ監督は今回の代表戦をどんな目で見ていただろうか。