「控えのGKが3人いるようなもの」 獲得した新GKは未だ起用...の画像はこちら >>

マンUの指揮官アモリム photo/Getty Images

守護神交代はあるのか

元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏はマンチェスター・ユナイテッドのGK事情について言及した。

これまでゴールマウスを守っていたアンドレ・オナナは今夏レンタル移籍でトラブゾンスポルへ渡った。

そのため新守護神を獲得すべく、ジャンルイジ・ドンナルンマやエミリアーノ・マルティネスなどの獲得に動いていたと報じられていたが、最終的にはアントワーヌから将来性のある23歳セネ・ラメンズを獲得した。

しかし、ラメンズの出番はここまでなく、現在守護神を務めているのはアルタイ・バユンドゥルだ。開幕してからここまでのパフォーマンスも決して高いものではないが、ルベン・アモリム監督は同選手を起用し続けている。

すでに次の移籍市場でGKの補強を行うことが予想されているユナイテッドだが、クラウチ氏はGKの問題がユナイテッドの弱点の1つになっていると、『TNT Sports』にて話している。

「ゴールキーパーの状況はまったく解決されていない気がする。まるで控えのゴールキーパーが3人もいるようなものだ。(アンドレ)オナナがナンバー1になることはないというのは明らかな問題だ。シーズン開始時点で我々はそれを理解していたと思うが、この状況は未だに解決されていない」

「セネ・ラメンズが加入し、将来はトップになる可能性を秘めていたが、チームに定着できていない。彼はまだ若い。本格的なシーズンを経験したのはたった一度だけだ。しかも、バユンドゥルが先発起用されている」

「夏にはジャンルイジ・ドンナルンマとエミリアーノ・マルティネスが獲得可能だったのに、なぜ状況が解決されなかったのか、私にはわからない」

「バユンドゥルは自分がナンバー2だと理解していたが、今やナンバー1の立場に置かれている。明らかに彼らはラメンズがまだ準備できていないと考えている。
彼はまだ若い男だ。いずれはナンバー1になるかもしれないが、ユナイテッドのような名門クラブの歴史を見れば、バルテズ、ファン・デル・サール、シュマイケルといった常に圧倒的な力を持つゴールキーパーが存在してきた。マルティネスは、自分が入団するのは当然の状況だと感じていた。彼は支配力があり、個性があり、ユナイテッドの地位にふさわしい人物だ」

ラメンズには時間が必要だという声もあるが、英『Daily Mail』によると、ラメンズはトレーニングで成熟し、落ち着いた存在感を見せており、高いパフォーマンスを発揮しているという。ユナイテッドでの生活に素早く適応している様子も見せているようだ。

ブレントフォードにも敗戦し、プレミアリーグ6試合で2勝1分3敗、失点数も11といいスタートを切れていないユナイテッド。一度ラメンズを起用してみるという手もあるが、獲得したもののベンチを温める若き守護神に出番は回ってくるのか。

編集部おすすめ