■【東京株式市場】 2020年8月27日



SUBARU、マツダが大幅下落! 日経平均株価は続落の画像はこちら >>

■株式市場の振り返り-イベント待ちで連日の薄商いの中、日経平均株価は続落



2020年8月27日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)



  • 日経平均株価 23,208円(▲82円、▲0.4%) 続落
  • TOPIX 1,615.8(▲8.5、▲0.5%) 続落
  • 東証マザーズ株価指数 1,134.4(▲15.7、▲1.4%) 反落

東証1部上場銘柄の概況



  • 値上がり銘柄数:805、値下がり銘柄数:1,287、変わらず:80
  • 値上がり業種数:5、値下がり業種数:28
  • 年初来高値更新銘柄数:52、年初来安値更新銘柄数:2

東証1部の出来高は9億2,362万株、売買代金は1兆7,234億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。目立った材料もない中、ジャクソンホール会議におけるFRB議長の講演待ちとなり、前日に続き積極的な売買が控えられました。

売買代金は連日で2兆円を割り込んでいます。



そのような中、日経平均株価は膠着感が強まる値動きとなり、最後は続落となりました。取引時間中の高値は23,323円(+33円)、安値は23,177円(▲113円)となり、値幅(高値と安値の差)は約146円となっています。



なお、TOPIXも同じような値動きで続落となりました。



■東証マザーズ株価指数は反落、売買代金は91日連続で1,000億円超え



東証マザーズの出来高は9,664万株、売買代金は2,754億円となり、いずれも前日より減少しました。しかし、出来高こそ1億株を下回りましたが、売買代金は91日連続で1,000億円を超え、さらに10日連続で2,000億円を上回る高水準となっています。



ただ、一部の主力銘柄に利益確定売りが出たこと等から、株価指数は反落しました。



■決算で悪材料出尽くしのリクルートHDが急騰、しまむらは5日連続で年初来高値更新



日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄



前日に大幅減益となったQ1決算を発表したリクルートホールディングスが、悪材料出尽くしと受け止められ一時+7%超高へ急騰して日経平均株価を大きく押し上げました。



また、小売り株では、しまむら(8227)が値を上げて5日連続の年初来高値更新となっています。さらに、機械株ではクボタ(6326)に見直し買いが入り、連日で年初来高値を更新しました。



その他では、富士通(6702)、HOYA(7741)、アルプスアルパイン(6770)などハイテク株の一角が買い戻されたことが目を引きました。



日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄



  • KDDI(9433)
  • ファーストリテイリング(9983)
  • エムスリー(2413)

自動車株が売りに押される展開が続いており、三菱自動車(7211)、いすゞ自動車(7202)、日野自動車(7205)などが大きく値を下げ、SUBARU(7270)とマツダ(7261)は終値で▲3%超安の大幅下落となりました。



また、三越伊勢丹ホールディングス(3099)など百貨店株も売られ、高値更新が続いたイオン(8267)も利益確定売りを吸収できずに下落しています。



その他では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など金融株と、三井不動産(8801)など不動産株が大幅安となったことが目を引きました。



新興市場(東証マザーズ)では、そーせいグループ(4565)、アンジェス(4563)、サンバイオ(4592)など医療バイオ関連株が軒並み大幅安となりました。



編集部おすすめ