新型コロナウイルスの影響で、現金の受け渡しによる接触を避けるために、キャッシュレスの普及が進んでいます。クレジットカードもキャッシュレスの一つですが、一方でクレジットカードを利用することに不安を抱いている人も多いという現状があります。
今回は日本クレジットカード協会のデータをもとに、クレジットカードについて心配・不安なことを解説し、セキュリティに強いクレジットカードを紹介していきます。
クレジットカード選びや、見直しにぜひ参考にしていただければ幸いです。
それでは早速、クレジットカードについて心配・不安なことについて解説していきます。
■クレジットカードについて心配・不安なこと1位は「盗難・紛失によるカードの悪用」
令和3年3月に発表された日本クレジットカード協会「令和2年度 クレジットに関する消費者向け実態調査結果」によると、クレジットカードについて心配・不安なことについて調査した結果、「盗難・紛失によるカードの悪用が心配」という人が59.4%、「お店やクレジット会社などから個人的情報やカード番号の漏洩が心配」という人が54.7%、「偽装カードを作られるのが心配」という人が35.4%いることがわかりました。
質問内容と結果は以下の通りです。
「令和2年度 クレジットに関する消費者向け実態調査結果」より
質問
あなたはクレジットカードについて、不安や心配なことはありますか。以下の中から該当するものをすべてお選びください。(いくつでも)
- 盗難・紛失によるカードの悪用が心配:59.4%
- お店やクレジット会社などから個人的情報やカード番号の漏洩が心配:54.7%
- 偽装カードを作られるのが心配:35.4%
- 後払いのために使いすぎが心配:31.5%
- 支払い状況などが信用情報期間に登録されることが心配:12.1%
- 支払いが長期になると管理ができなくなりそうで心配:10.8%
- その他:0.6%
- 特に不安・必要はない13.5%
一番回答で多いのが、盗難・紛失によるカードの悪用が心配という人で、59.4%。次いで多いのがお店やクレジット会社などから個人的情報やカード番号の漏洩が心配な人が、54.7%、3番目に多いのが、偽装カードを作られるのが心配な人で35.4%という結果になりました。
総じて、自分のクレジットカードが不正利用される心配や不安があるひとが多いという結果になりました。
新型コロナウイルスの影響もあり、キャッシュレスが進む中、クレジットカードの利用者は増えていますが、一方で使用するに当たって不安や心配をかかえている人が多いことがわかります。
■セキュリティが強い注目のクレジットカード3選
ここまでみてきたようにクレジットカードを利用している人の不安や心配なことは、主に不正利用であることが、日本クレジットカード協会の「令和2年度 クレジットに関する消費者向け実態調査結果」でわかりました。
ここからは、セキュリティに強いクレジットカード3つを紹介していきます。
ナンバーが印字されていないクレジットカード「三井住友カード(NL)」
はじめにおすすめしたいのが三井住友カード(NL)です。三井住友カード(NL)はナンバーが印字されていないクレジットカードなので、盗み見される心配がないのが特徴です。基本スペックは以下の通りです。
- 国際ブランド:VISA・Mastercard
- 会費:無料
- ポイント還元:【通常】利用金額200円(税込)につき1ポイント/【コンビニ3社・マクドナルド】ポイント最大5%還元
- 付帯保険:最高2,000万円の海外旅行傷害保険
不正検知システムと本人認証サービスで頑丈なセキュリティ「JCB CARD W」
次に注目したいのが、JCB CARD Wです。不正検知システム、本人認証サービスを含め、万が一のときは届け日から60日前にさかのぼり、それ以降の損害額を補償してくれます。
基本スペックは以下の通りです。
- 国際ブランド:JCB
- 会費:無料
- ポイント還元率:常に2倍以上(通常1000円ごとに1ポイント)
- 付帯保険:最高2,000万円の海外旅行傷害保険
プロテクションサービスが魅力の「アメリカン・エキスプレス・カード」
最後におすすめしたいのはアメリカン・エキスプレス・カードです。年会費13,200円(税込)かかりますが、アメリカン・エキスプレスでは、カードの不正使用を防ぐために、不審なカード取引を早期に探知するシステムを導入しています。セキュリティの強いクレジットカードです。
基本スペックは以下の通りです。
- 国際ブランド:アメリカン・エキスプレス
- 会費:13,200円(税込)
- ポイント還元率:100円ごとに1ポイト
- 付帯保険:最高5,000万円の海外旅行傷害保険
■まとめにかえて
日本クレジットカード協会の「令和2年度 クレジットに関する消費者向け実態調査結果」によると、盗難・紛失によるカードの悪用が心配な人が59.4%、お店やクレジット会社などから個人的情報やカード番号の漏洩が心配な人が54.7%、偽装カードを作られるのが心配な人が35.4%いることがわかりました。
クレジットカードの利用において、悪用されることが主な心配の要因になります。
また、紹介したセキュリティに強いクレジットカードは以下の3つです。
ナンバーが印字されていないクレジットカード「三井住友カード(NL)」
不正検知システムと本人認証サービスで頑丈なセキュリティ「JCB CARD W」
プロテクションサービスが魅力の「アメリカン・エキスプレス・カード」
クレジットカード選びの参考になれば幸いです。
参考資料
- 日本クレジットカード協会「クレジット関連実態調査」( https://www.j-credit.or.jp/information/examination.html )
- 三井住友カード「三井住友カード(NL)」( https://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp )
- JCB「JCB CARD W」( https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w.html )
- アメリカン・エキスプレス「アメックスグリーン」( https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/green-card/?linknav=jp-amex-cardshop-allcards-learn-GreenCard-fc )