クレジットカードがお財布代わり、さらには家計簿代わりにもなる時代。
また「ポイ活」という言葉に表されるように、ポイント還元率もカード選びの大切な基準といえるでしょう。
春の新生活スタートに向けて、新しいクレジットカードを検討する人が増える時期(※編集部注)。日頃の行動範囲や消費生活にフィットする、使い勝手の良いカードを見つけていけたら嬉しいですね。
今回は、「楽天カード」と「ビュー・スイカカード」のポイント還元や特典にフォーカスし、そのお得度を比べていきます。
【参考記事】楽天カードの「6つのメリットと3つのデメリット」特徴と注意点を徹底解説( https://limo.media/articles/-/27917 )
■「楽天カード」のキホン
「楽天カード」は、その名の通り楽天が提供するクレジットカードです。最もベーシックな「楽天カード」から、最上位の「楽天プレミアムカード」までカード種類は多数。楽天系サービスとの連携が強みといえるでしょう。
■【楽天カードの特徴】
- 年会費永年無料(カードランクによっては有料もあり)
- 楽天市場や楽天グループのサービスでお得
- 楽天ペイ・楽天Edyとの連携でお得
- 楽天ポイント加盟店での買い物でお得
■「ビュー・スイカカード」のキホン
ビュー・スイカカードの発行元はJR東日本。交通系電子マネー「Suica」機能がついたクレジットカードです。Suica定期券としても使えたり、貯まったポイントをSuicaにチャージできたりします。
■【ビュー・スイカカードの特徴】
- Suica機能がついたクレジットカード
- Suicaへのオートチャージでお得
- モバイルSuicaとの連携でお得
- JRE加盟店での買い物でお得
■【楽天カードvsビュー・スイカカード】徹底比較
ここからは、「楽天カード」と「ビュー・スイカカード」の内容・特典を比較します。まずは、基本概要から。
楽天カードvsビュー・スイカカード「基本概要の比較」

「楽天カード」「ビューカード」ホームページを参考に、LIMO編集部作成
次では、楽天カードとビュー・スイカカードの違いについて、特典ごとに比較していきます。
■【楽天カードvsビュー・スイカカード】特典ごとの違いにフォーカス!
ここからは、楽天カードとビュー・スイカカードの違いについて、特典ごとに比較していきます。
■【楽天カードvsビュー・スイカカード】還元率を比較!
「楽天カードvsビュー・スイカカード」還元率を比較!

「楽天カード」「ビューカード」ホームページを参考に、LIMO編集部作成
基本の還元率は楽天カードの方が高いようです。還元率も高く、楽天市場では3.0%以上、また、加盟店で楽天ポイントカード提示をすることで、ポイントが還元されます。
一方、ビュー・スイカカードの場合は、Suicaにチャージした場合などに、ポイント還元率が高くなります。
- Suicaへのオートチャージ:1.5%
- モバイルSuicaへのチャージ:1.5%
- モバイルSuicaで定期券の購入:5.0%
また、JRE加盟店でも常時1.5%還元なので、SuicaやJRE加盟店をよく利用する場合、コスパ・使い勝手ともによさそうです。
■【楽天カードvsビュー・スイカカード】付帯保険や入会特典は?
■【楽天カードvsビュー・スイカカード】付帯特典比較
付帯保険や入会特典についても比較します。
楽天カードvsビュー・スイカカード「付帯特典比較」

「楽天カード」「ビューカード」ホームページを参考に、LIMO編集部作成
付帯特典に関しては、保険は「ビュー・スイカカード」、入会特典は「楽天カード」がお得といえそうです。
ビュー・スイカカードは、国内外の旅行傷害保険が付帯しており、海外旅行傷害保険については自動付帯となります。
なお、入会特典についてみると、楽天カードの場合は
- 新規入会:2000ポイント
- カード初回利用:3000ポイント
合計5000ポイントが付与されます。期間限定キャンペーンを狙って入会することで、最大8000ポイント付与になることも。
一方、ビュー・スイカカードの入会特典は「最大4000ポイント(※)」です。
かつその内訳をみると、
- JCBブランドの入会:2000ポイント
- 15万1円以上の利用:最大1500ポイント
- モバイルSuica利用:500ポイント
と、それぞれに付与条件があり、ハードルが高めといってよいでしょう。
※「ビュー・スイカ」カード 春のオンライン入会キャンペーン 2022年2月1日(火)~ 4月30日(土)
■【楽天カードvsビュー・スイカカード】追加カード比較
では、「追加カード」についても見てみましょう。
楽天カードvsビュー・スイカカード「追加カード比較」

「楽天カード」「ビューカード」ホームページを参考に、LIMO編集部作成
楽天カードは、家族カードも年会費無料、ETCカードについても基本は年会費が必要ですが、「プラチナ会員」や「ダイヤモンド会員」であれば、無料で利用することも可能です。
ビュー・スイカカードの場合は、家族カード・ETCカードともに年会費が必要となります。
ちなみに、カード券面のデザインは、楽天カードは14種類から選べるのに対し、ビュー・スイカカードは1種類のみ。
また、国際ブランドは楽天カードは JCB・Visa・Mastercard・American Expressの4ブランドから、 ビュー・スイカカードは、JCB・Visa・Mastercardの3ブランドから選べます。
カード券面のデザインや国際ブランドの種類の豊富さについても、楽天カードに軍配が上がりそうです。
■楽天カードvsビュー・スイカカード「自分にはどっちがお得?」
今回は、楽天カードとビュー・スイカカードを比較してきました。
ポイント還元率や特典を比べると楽天カードのお得度が高め、ということができそうです。
とはいえ、SuicaへのチャージやJRE加盟店でのポイント還元にフォーカスした場合、ビュー・スイカカードにメリットを感じる人も多いはず。モバイルSuicaを合わせて使えば、定期券の購入で5%還元が受けられる点は特に大きいでしょう。
よって、通勤定期をクレジットカードで購入したい人、キャッシュレス決済の軸がSuicaという人でなどは、「ビュー・スイカカード」を選択肢の一つとするとよいかもしれません。
また、日ごろの生活インフラを楽天系サービスに集約している人であれば、「楽天カード」を使うことで、より効率のよいポイ活ができそうですね。
クレジットカードを計画的に活用できれば、家計の見える化にも繋がり、日ごろの支出に意識も高まるでしょう。ご自身のカード利用状況をみながら、ベストな1枚を見つけていけたらよいですね。
■参考資料
- 楽天カード 公式( https://www.rakuten-card.co.jp/ )
- ビューカード「ビュー・スイカカード」( https://www.jreast.co.jp/card/first/viewsuica.html )
- ビューカード「ビュー・スイカ」カード 春のオンライン入会キャンペーン( https://www.jreast.co.jp/card/campaign/adm/viewsuica.html?utm_source=Google&utm_medium=SEM&utm_campaign=viewsuica&utm_content=PC&gclid=Cj0KCQiA95aRBhCsARIsAC2xvfxBRPz3qO1xW49iUrDSePi-2-jkxT_nu4f1xYv_3oCUmore3GfybLUaAhK1EALw_wcB# )
- ビューカード「“VIEWプラス”とは?」( https://www.jreast.co.jp/card/point/save/viewplus.html )