■【2022年4月の販売台数ランキング1位】トヨタ・ルーミーの特徴とは



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スライドドアが付いた車が欲しいけれど、ミニバンまで大きい車は必要ないという方やスライドドアが付いた軽自動車だと少し物足りないという方もいらっしゃるはず。



そのような方にお勧めしたい車がトヨタから発売されているルーミーとタンク。



日本自動車販売協会連合会による2022年4月の単月新車販売台数における登録車のみ(除軽統計)の販売台数ランキングで、トヨタ・ルーミーは1位を獲得しています。



名前は聞いたことあるし見たことあるけれど、違いがわからない方に向け、今記事ではその違いについて解説していきます。



■トヨタ・ルーミーやタンクはどんな車か?外装・内装を見る



トヨタ・ルーミーとタンクの違いとは?ダイハツやスバルの兄弟車や購入のコツも解説【2022年4月に最も売れた車】

出典:トヨタ自動車公式サイト「トヨタ ルーミー」( https://toyota.jp/roomy/ )



ルーミーとタンクはトヨタが発売するコンパクトトールワゴンです。ミニバンだと大きすぎる、軽自動車だと手狭だと感じるユーザーに向けて発売されている普通乗用車です。



トヨタ・ルーミーとタンクの違いとは?ダイハツやスバルの兄弟車や購入のコツも解説【2022年4月に最も売れた車】

出典:トヨタ自動車公式サイト「トヨタ ルーミー」( https://toyota.jp/roomy/ )



 ボディサイズが全長3700mm、全幅1670mm、全高1735mmと5ナンバーサイズに収まるだけでなく、同社のハイブリッドカーのアクアよりも全長が300mmも短いのもポイント。コンパクトサイズにも関わらず室内空間が広く確保されているのが特徴です。



トヨタ・ルーミーとタンクの違いとは?ダイハツやスバルの兄弟車や購入のコツも解説【2022年4月に最も売れた車】

出典:トヨタ自動車公式サイト「トヨタ ルーミー」( https://toyota.jp/roomy/ )



搭載されているエンジンは1.0Lの3気筒エンジン。自動車税の負担額が2万5000円(2019年10月1日以降登録の場合)と抑えられているのも魅力的なポイントです。



コンパクトカーながら、前者追従式のアダプティブクルーズコントロールや衝突軽減ブレーキをはじめとした運転支援システムも搭載しているので、安全性能も問題ありません。



■トヨタ・ルーミーとタンクの違いとは



トヨタ・ルーミーとタンクの違いとは?ダイハツやスバルの兄弟車や購入のコツも解説【2022年4月に最も売れた車】

出典:トヨタ自動車公式サイト「タンク」( https://toyota.jp/carlineup/archive/tank/ )



同じトヨタから発売されているのに、なぜ同じ見た目で名前が違うルーミーとタンクという車が存在しているのか疑問に思う方もいるでしょう。



実はルーミーとタンクは兄弟車という位置付けで2016年にデビューしました。当時、トヨタは「トヨタ店」「トヨペット店」「カローラ店」「ネッツ店」と複数の看板を掲げたチャネル制度を採用しており、それぞれで取扱車種が異なっていました。



この制度により、ルーミーはトヨタ店とカローラ店、タンクはトヨペット店とネッツ店での取り扱いでした。販売チャネル制度は2019年4月に廃止され、2020年9月のマイナーチェンジの際にルーミーに一本化されています。



トヨタ・ルーミーとタンクの違いとは?ダイハツやスバルの兄弟車や購入のコツも解説【2022年4月に最も売れた車】

出典:トヨタ自動車公式サイト「トヨタ ルーミー」( https://toyota.jp/roomy/ )



具体的にルーミーとタンクの違いは基本的に外観のデザインが若干違う程度にとどまります。走行性能等の違いはありませんので、好みのデザインで選べば問題ありません。



同じくトヨタの販売チャネルによってデザインや車名が異なる車の例として、アルファードとヴェルファイア、ノアとヴォクシーとエスクァイアなどが挙げられます。



■トヨタ・ルーミーとタンクだけじゃない?ダイハツやスバルの兄弟車とは



実は、ルーミーとタンクには更なる兄弟車が存在することはご存じでしょうか。とは言っても同じトヨタでの販売ではなく、他社のラインナップとして存在します。



もともとルーミーとタンクはトヨタの子会社でもあるダイハツが製造販売している「トール」をトヨタ向けにOEM供給したものです。



トヨタ・ルーミーとタンクの違いとは?ダイハツやスバルの兄弟車や購入のコツも解説【2022年4月に最も売れた車】

出典:ダイハツ工業株式会社公式サイト「トール」( https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/03_exterior_interior.htm?type=0 )



製造元よりもOEM供給先のルーミーとタンクの方が知名度が高い理由はトヨタの販売力によるものです。



広告宣伝もトヨタの方が大々的に行った結果、販売台数が10倍近くも差がついたという時期もあります。



また、トヨタとダイハツ以外にも兄弟車が存在します。同じくトヨタの傘下となっているSUBARUにおいても「ジャスティ」という名称で販売されています。



トヨタ・ルーミーとタンクの違いとは?ダイハツやスバルの兄弟車や購入のコツも解説【2022年4月に最も売れた車】

出典:SUBARU公式サイト「ジャスティ」( https://www.subaru.jp/justy/justy/ )



2022年6月現在、同一の車でありながらもルーミー、トール、ジャスティの3兄弟から車選びをすることができるというやや特殊な販売方法が採られています。



ルーミーを購入する際にはダイハツのトールとスバルのジャスティを比較し相見積を取ることで値段を比較したり、商談を有利に進めたりすることも可能ですので、参考にしてみてください。



■トヨタ・ルーミーに一本化もタンクは中古車市場に



トヨタの販売チャネル制度の廃止によりルーミーに一本化されましたが、中古車市場にはまだまたタンクが流通しています。



メーカーにこだわりがなければダイハツやスバルの兄弟車も候補に入れることで選択肢が大きく広がっていきます。



■参考資料



  • トヨタ自動車公式サイト「トヨタ ルーミー」( https://toyota.jp/roomy/ )
  • トヨタ自動車公式サイト「タンク」( https://toyota.jp/carlineup/archive/tank/ )
  • ダイハツ工業株式会社公式サイト「トール」( https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/ )
  • SUBARU公式サイト「ジャスティ」( https://www.subaru.jp/justy/justy/ )
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