夏は、洗濯やシャワーの回数増加による水道光熱費、猛暑をしのぐエアコン使用による電気料、レジャーにかかる食事代や燃料費など、何かと出費が増える時期。



「なんとかならないかな…」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そんなときこそ、うまくキャッシュレス決済を活用し、出費増を抑える工夫されてみてはいかがでしょう。



今回は、キャッシュレス決済の中で、多くの人が利用している「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」のお得度を比較します。



■キャッシュレス決済1. PayPay



PayPayは、ソフトバンクグループの決済サービスで、誰でもPayPayアプリをダウンロードすれば利用できます。



PayPayの使えるお店は、実店舗、ネット店舗合わせると全国355万カ所以上もあり、今後もさらに増える見込みです。



どこでも使える安心のキャッシュレス決済といえます。



PayPayのポイント還元率は、通常0.5%です。たとえば、1000円の商品を買えば、1000×0.005=5となり、5円のポイントが付与されます。



PayPayポイントの付与率を上げるには、PayPayの利用にあわせ、ソフトバンクグループが運営するサービスを利用することがポイントです。



■PayPayポイント還元率がアップする「PayPaySTEP」とは



出費増の夏こそ「キャッシュレス決済」のお得度を比較!PayPay、楽天ペイ、d払いは還元率いくら?

出所:PayPay株式会社 ヤフー株式会社プレスリリース「「PayPay」やヤフーグループのサービスを使うほどお得になる「PayPayステップ」をリニューアル」より



PayPaySTEPについて、次に詳しく説明します。



■1. PayPayでの支払い



300円以上の決済が30回以上かつその合計が5万円以上になったら、通常還元率の0.5%に+0.5%となり、来月からのポイントが1.0%にアップします。



■2. 対象サービスの利用



対象になるサービスは、5つあります。



  • PayPayモールまたはYahoo!ショッピング
  • PayPayフリマまたはヤフオク!
  • Yahoo!トラベル
  • ebookjapan
  • LOHACO by ASKUL

これらのサービスのうち、3つを利用すればゴールドメダルになります。

付与率は、1.0%に+0.5%となり、来月からのポイントは1.5%へとアップします。



■3. Yahoo!プレミアム会員



対象になるサービスは、3つあります。



  • Yahoo!プレミアム会員登録
  • ソフトバンクスマホユーザーならスマートログイン設定
  • ワイモバイルユーザーならY!mobileサービスの初期登録

3つのうちのいずれかを達成すれば、PayPayモールまたはYahoo!ショッピングでの買い物をした際、+2%されます。



■4. アカウント連携



PayPayアカウントとYahoo!JAPANIDを連携した後、PayPayモールで買い物をしたら、+2%されます。



さらに、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOユーザー限定であれば、ポイントの二重取りが可能です。PayPayにチャージする際、銀行振込やPayPayカードからのチャージではなく、「ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOまとめて支払い」でチャージし、携帯電話料金と合せて引落となるよう設定しておけば、PayPayのポイントとクレジットカード会社のポイントの2つを獲得できます。



PayPayは全国の自治体と協力し、各自治体内の対象店舗を利用すると、最大30%分のポイント還元があるなど、お得なキャンペーンを多数行っています。



■キャッシュレス決済2. 楽天ペイ



楽天ペイは、楽天会員が利用出来るスマホ決済サービスの1つです。国内最大級のショッピングサイトである楽天市場でのお買い物が多い人にとっては、便利なキャッシュレス決済です。



楽天ペイのポイント還元率は、通常1.0%です。たとえば、1000円の商品を買えば、1000×0.01=10となり、10円のポイントが付与されます。



もし、楽天ポイントカードからチャージすれば+0.5%となり、還元率は1.5%にアップします。



また、楽天ペイが使えるお店の数は約500万店舗もあり、PayPayと同じく、使い勝手のよいキャッシュレス決済です。



「がんばろう!新宿応援キャンペーン キャッシュレスで最大25%戻ってくる」にも参加する楽天Pay



出費増の夏こそ「キャッシュレス決済」のお得度を比較!PayPay、楽天ペイ、d払いは還元率いくら?

出所:楽天ペイメント株式会社「「楽天ペイ」、「がんばろう!新宿応援キャンペーン キャッシュレスで最大25%戻ってくる」に参加」



■楽天ペイと楽天ポイントカードを使ってポイント二重取り



楽天ペイは、様々な店舗で使うことができます。その中でも、楽天ペイで決済するのがネット店舗以外の楽天ポイントカード加盟店の場合、ポイントを二重取りすることができます。



手順は、楽天ペイで決済をしたとき、一緒に楽天ポイントカードを提示するだけです。



すると、楽天ペイと楽天ポイントカード、それぞれに楽天ポイントが付与されます。楽天ポイントカードへの付与率は、加盟店ごとに違いがありますが最大1.0%です。



なお、楽天ペイのアプリに、楽天ポイントカード情報を登録しておけば、カードを携帯しなくても問題ありません。



■キャッシュレス決済3. d払い



d払いは、ネットショッピングや街のお店で利用できる決済サービスです。d払いアプリをダウンロードすれば、ドコモユーザー以外でも利用できます。



d払いでは、ATMやコンビニエンスストアでお金をチャージできます。ドコモユーザーであれば、毎月の携帯利用料金と一緒に引き落とすこともできます。



ドコモユーザー以外は、クレジットカードを登録すると便利です。

d払いは大手コンビニやドラッグストアをはじめ、家電量販店やレストランなどさまざまなお店で利用可能となっています。



dポイントの還元率は、通常0.5%です。PayPayの場合と同じく、1000円の商品を買えば、1000×0.005=5となり、5円のポイントが付与されます。



■d払いとdポイント、ポイントを二重取り



d払いとdポイントカードを連携すると、ポイントをおトクにためられます。



1. d払いとdポイントカード、両方に対応しているお店に対しては、まずdポイントカード提示した後、d払いで支払います。すると、d払い利用分とdポイントカード利用分の両方にdポイントがたまります。



2. d払いの支払い方法をdカードに設定します。すると、d払い利用分とdカード利用分どちらもdポイントがたまります。



「dポイント提携店」のポイントをdポイントに交換すると 10%増量するキャンペーンも開催中



出費増の夏こそ「キャッシュレス決済」のお得度を比較!PayPay、楽天ペイ、d払いは還元率いくら?

出所:株式会社 NTTドコモ「「dポイント提携店」のポイントをdポイントに交換すると10%増量するキャンペーンを開催︕」



■ネットでd払いでの買い物は金曜日と土曜日がおトク



毎月エントリーが必要になりますが、金曜日もしくは土曜日に対象サイトでd払いを利用すると、通常0.5%にプラス2%分のdポイントが追加付与となります。



■まとめ



どのキャッシュレス決済も、支払いやチャージ方法をサービス元が発行するクレジットカードに連携することで、ポイントアップになります。



いろんなキャッシュレス決済を利用するより、1つに絞るようにすれば、お得度がさらに高まるでしょう。



■参考資料



  • PayPay株式会社,ヤフー株式会社「「PayPay」やヤフーグループのサービスを使うほどお得になる「PayPayステップ」をリニューアル( https://about.paypay.ne.jp/pr/20210608/01/ )
  • 楽天ペイメント株式会社「「楽天ペイ」、「がんばろう!新宿応援キャンペーン キャッシュレスで最大25%戻ってくる」に参加」( https://payment.rakuten.co.jp/news/2022080500/?l-id=wi_rpt_news_jp_042019 )
  • 楽天ペイメント株式会社「楽天ペイのコード・QR払いでいつでも最大1.5%還元( https://pay.rakuten.co.jp/campaign/2020/pointprogram/?scid=wi_rpay_detail_point_merit )
  • 株式会社 NTTドコモ「d払い」( https://www.docomo.ne.jp/service/d_payment/ )
  • 株式会社 NTTドコモ「「dポイント提携店」のポイントをdポイントに交換すると10%増量するキャンペーンを開催︕」
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