■PayPayで税金を納める方法とは
固定資産税は、キャッシュレス決済「PayPay」でも納税できることをご存じですか?支払い方法やメリットを解説します。
PayPay払いのメリットは、なんといっても楽なことです。
自宅でも、会社でも、通勤途中でも、いつでも固定資産税の納税が可能なPayPay払い。支払い方法やメリットを解説します。
■固定資産税はPayPayで支払える!
PayPayは、固定資産税などの税金、電気・ガス・水道など公共料金の支払いにも対応しています。
ただし、すべての自治体で固定資産税が支払えるわけではありません。
固定資産税の支払いが可能な自治体は、PayPayホームページで確認できます。
■支払い手順

出所:東京都主税局「スマートフォン決済アプリによる納付について」
PayPayで固定資産税を支払う方法は、次の通りです。
■PayPayで固定資産税を支払ったらポイントは付与される?
PayPayでは、次のようなシーンでポイントが付与されます。
- PayPay払いが可能な店舗でお買い物
- Yahoo!などネットサービスでのお買い物
- キャンペーン特典
貯めたポイントは、1ポイント=1円換算でPayPayが使えるお店で利用でき、ポイントを貯めることでポイント付与率がアップします。「ポイント付与」は、PayPayを利用する大きなメリットだといえるでしょう。

出所:PayPayチャットボット
しかし、固定資産税の納税など「PayPay請求書払い」に該当する支払いは、PayPayポイント付与の対象外。さらにPayPay残高からの決済のみに対応しているため、クレジットカードでの決済は利用できません。
ただし、ポイント付与はされないものの「PayPayステップ」の達成条件のカウントには含まれます。
固定資産税を支払うことで直接的にポイント還元を受けることはできませんが、間接的に恩恵を受けられます。
■一部ユーザーはクレカのポイント還元を受けられる
残高へのチャージに関しては、銀行口座に加えて「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」が可能です。携帯料金の引き落としをクレジットカード払いにしている方は、そのクレカのポイント還元を受けることができます。
■PayPayで固定資産税を支払うメリット
PayPayで固定資産税を支払うメリットは、他にもあります。
■1.手間がかからない
通常の窓口払いで固定資産税を納める場合は、現金を用意し、金融機関やコンビニ、役所などに赴く必要があります。
自治体によってはクレジットカード納付も可能ですが、専用ページにアクセスしたり、納付情報を入力したりする必要があるなど、PayPay払いほど手続きは簡単ではありません。
■2.事前手続きも不要
固定資産税は、口座振替による納税も可能です。口座振替にすれば手間はかかりませんが、事前手続きが必要となります。
PayPayも利用するにはアプリのダウンロードなどの準備が必要ですが、すでに利用されている方においては固定資産税の納税に伴う事前手続きは不要です。
■3.決済手数料がかからない

出所:都税クレジットカードお支払いサイト
クレジットカードによる固定資産税の納税には、決済手数料がかかります。たとえば、10万円の固定資産税をクレジットカードで支払う場合、東京都では803円の手数料がかかります。
一方、PayPay払いには決済手数料がかかりません。決済手数料があると一括納付したほうがお得になりますが、PayPay払いでは一括・分割ともに支払い総額は変わりません。
■自分に合った方法で固定資産税の納税を
メリットの多いPayPay払いですが、次の点はデメリットとも考えられます。
- 領収書が発行されない(納税証明書は発行される)
- 納付書1枚あたりの合計金額30万円まで
- 対応していない自治体も
- 支払い後の取り消しができない
固定資産税を納めるにあたって大切なのは、遅滞なく、確実に納税することです。
固定資産税は、PayPay払いのみならずクレジットカード払いや口座振替、現金納付ももちろん可能です。自分に合った方法で固定資産税を納税しましょう。
■参考資料
- PayPay( https://paypay.ne.jp/ )
- 東京都主税局「スマートフォン決済アプリによる納付について」( https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/shitsumon/tozei/index_sp.html#q01 )
- 都税クレジットカードお支払いサイト( https://zei.metro.tokyo.lg.jp/ )