■約2億8000万円もするスーパーカーを製造するパガーニ社
幕張メッセで1月12日~14日にかけて開催された「東京オートサロン2018」で、パガーニのウアイラ・ロードスター(HUAYRA ROADSTER)が日本初公開された。価格は税別で228万ユーロ(約2億8000万円)と超高額なスーパーカーで、100台の限定発売。
製造・販売を行なっているのは、イタリアに本社がある自動車メーカーのパガーニ・アウトモビリ社。代表はオラチオ・パガーニ氏で、ランボルギーニのカウンタックのデサイン担当や、フェラーリのF1エンジンコンポーネンツの金型設計、生産に協力し、1999年にパガーニのゾンダC12をジュネーブショーで発表した。
ゾンダはさまざまなバリエーションが存在しているが、他に類を見ない独特なスタイリングが特徴。ウアイラ・クーペはゾンダの後継モデルとして2011年にワールドプレミアされた。その後、2016年にはウアイラBCが、2017年にはウアイラ・ロードスターが登場。ウアイラ・クーペよりも挑発的で、ウアイラBCよりもエレガントなのがウアイラ・ロードスターだ。

アンベールはオラチオ・パガーニ代表とパガーニ・ジャパンの武井真司代表が執り行った(筆者撮影)
■パガーニ・アウトモビリ社の代表、オラチオ・パガーニ氏が登壇
「初めて手にしたバイクはホンダで、クルマはトヨタでした。それ以降、日本の美について感銘を受け今日に至ります。今年でパガーニ社は20周年を迎え、明日(1月13日)は東京ショールームをプレオープンすることができるのは、非常に喜ばしいことです。日本はアジアの中でも一番大切な市場なのでこれからも最善を尽くし、クルマの製造を行いたいと思います。家族経営で始まったパガーニですが、おかげさまで毎年20%の増益になっています。レオナルド・ダ・ヴィンチが私に教えてくれたように、美の追求、そして最高級のテクニック、それがイタリアの文化だと思い、それをひとつのクルマにまとめました」