さらに、気掛かりな点としては、最近になって中国での新型コロナウイルス感染に関する報道や、東京五輪の開催に関する観測の報道が増えてきていることです。中国のコロナ対応は日本と比べてもかなり抑制できている他、先日発表された2020年の中国GDPは主要国の中で唯一プラスを維持しているなど、現時点では大きな相場の懸念材料にはなっていませんが、これから春節を迎えるタイミングで感染状況がさらに悪化してしまったり、五輪開催についても開催が困難となれば、「中国需要の回復」と「五輪開催」という好材料シナリオの前提が後退することになるため、今後の動向に警戒しておく必要がありそうです。
(土信田 雅之)
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