遅れて登場ですが、昨年11月に進水した「くまの」のお姉さんです。
新型護衛艦の艦番号は「1」防衛省は2021年3月3日(水)、三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)にて、新規建造された護衛艦の命名式および進水式を実施しました。
「もがみ」は全長133.0m、幅16.3m、深さ9.0m、喫水4.7m、基準排水量は3900トンで、乗員数は約90名。主機関はガスタービンエンジンとディーゼルエンジンの組み合わせで、軸出力は7万馬力、速力は約30ノットです。
新型護衛艦「もがみ」(画像:海上自衛隊)。
今回、進水した「もがみ」を始めとする3900トン護衛艦は、増大する平時の警戒監視に対応するほか、有事においても対潜水艦戦闘や対空戦闘、対水上戦闘などに加えて、これまで掃海艦艇が担ってきた対機雷戦に関しても、能力が付与されているのが特徴です。
また従来の護衛艦と比べて、船体のコンパクト化や調達コストの抑制、省人化にも配慮した設計になっているのもポイントといいます。
なお、「もがみ」は「最上川」に由来し、海上自衛隊で用いるのは、いすず型護衛艦の2番艦「もがみ」(1991年除籍)に続いて2回目です。旧日本海軍では、最上型軽巡洋艦の1番艦「最上」が存在しました。
「もがみ」は今後、艤装や各種試験を実施したのち、2022年前半に就役の予定です。
★★先行して誕生「くまの」進水式の様子★★