開発中止という結果に終わった三菱重工グループの「MSJ(三菱スペースジェット)」。このローンチカスタマーだったのが、ANA(全日空)グループです。
2023年、開発中止が発表された三菱重工グループの三菱航空機が手掛けるジェット旅客機、「MSJ(三菱スペースジェット)」。このローンチカスタマー(初期発注者)だったのが、ANA(全日空)グループです。同社はMSJの代わりの旅客機に何を選ぶのでしょうか。
ANAの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。
「MSJに代わる100席前後の機材の調達が課題だろう」。
「エンブラエルとボンバルディアはあくまで候補のひとつとしてお声がけしたいと考えていますが、私達が足元でアプローチをしているですとか、そういった段階ではありません。この1年かけて機材選定については議論を深めて行く予定です。国際、国内ともにマーケット特性に応じた機材選定を、国際・国内ともに進めていきます。現在のところ、具体的な内容はお示しできませんが、楽しみに待っていただければと思います」(芝田社長)
エンブラエルはブラジルの航空機メーカーで、近年では100席前後の客席数を持つ「E-Jet E2」シリーズなどを製造しています。
なおこのほか、2024年度には、国内高需要路線向けのボーイング787-10が5機、エアバスA320neoが2機、同社に導入される予定です。