およそ2ヶ月のあいだ運転されていなかった寝台特急「カシオペア」が、まもなく復活します。それに向けた試運転が、「ブルトレブーム」の顔と共演する形で行われました。
東京の上野駅と北海道の札幌駅を結ぶ豪華寝台特急「カシオペア」は、2014年10月1日の札幌発上野行きを最後に、運転が行われていません。埼玉県の大宮総合車両センターで、E26系と呼ばれるその客車について定期検査を、簡単に言えば「車検」を実施していたためです。
それからおよそ2ヶ月が経過し、E26系客車の検査が終了。大宮総合車両センターから出てきたその車両が2014年12月11日、試運転を行いました。
E26系客車のけん引には、寝台特急「カシオペア」として走るときのEF510形500番台ではなく、EF65形1000番台という機関車が使用されました。昭和50年代の「ブルートレインブーム」時、寝台特急の先頭に立っていた車両です。はからずもこの試運転で、かつてブルートレインを支えた機関車と現代の豪華寝台客車の共演が実現しました。
寝台特急「カシオペア」が運行を再開するのは、12月18日(木)の上野発札幌行きからです。
「カシオペア」への乗車が難しいもうひとつの理由近年、めっきり数を減らしている寝台列車。「カシオペア」と同じく上野~札幌間を結ぶ寝台特急「北斗星」も、2015年春に廃止(臨時列車化)される予定と報道されています。また「カシオペア」についても、2016年春に北海道新幹線が開業すると現状の車両では青函トンネルが通れなくなることから、その将来が注目されています。乗車しておくなら今のうちかもしれません。
しかし、ただでさえ人気の高い「カシオペア」、2014年12月11日の午前9時現在、JR東日本「えきねっと」によると、向こう1ヶ月間の「カシオペア」は空席ゼロ。乗車にあたり、越えねばならないハードルは高そうです。
ちなみに「カシオペア」への乗車にはもうひとつ、ひとり旅派の鉄道ファンにとって高いハードルがあります。「カシオペア」には、2人以上で利用する個室しかないためです。2人分のお金を払って1人で乗るか、同行者を見つけるか……。
かつては「カシオペアひとり利用券」というひとりでも乗りやすいきっぷが発売されていたのですが、それがなくなった現在、「カシオペア」はひとり旅派を悩ませる列車になっています。

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