そもそも中毒性があるとささやかれるニンニク。スタミナアップや健康増進を期待して気にせず食べても大丈夫なのでしょうか?
今回は、ニンニクについて知っておくべき基本知識とともに、あまり語られていない“気を付けるべきポイント”を紹介していきたいと思います。結論から申し上げれば、むやみに大量摂取すると大惨事になる危険性もあるのです。一体どんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
ニンニクはがん予防や疲労回復に効く
しかしながらニンニクを使って料理をする場合に注意すべきことは1つ。丸ごと煮込んだり電子レンジで加熱することは厳禁であるということです。健康成分「アリシン」は熱や水に弱く、油と調理することで分解されにくくなる特性があるそう。せっかくの抗酸化作用や抗がん作用を期待するなら、細かく刻んで油で炒めてから調理するのがオススメです。それでは次に、ニンニクを食べる上で気をつけるべき留意点の話に入っていきましょう。
鬼龍院翔がニンニク食べ過ぎで大トラブルに
2年ほど前、ゴールデンボンバーのボーカル鬼龍院翔さんが生ニンニクを熟成した黒ニンニクを食べ過ぎて、激しい胃痛や腹痛に見舞われたという話がテレビ番組で紹介されました。この時、鬼龍院さんは「胃が荒れていて、ニンニクが原因であろう」という診断を受けたそう。食べ過ぎには注意が必要で、特に強烈なのが生ニンニク。
適量は個人差があるものの、調理した加熱ニンニクでも1日2~3片、生であれば1片が限度と言われています。この量を意外と少ないと感じた人もいることでしょう。
皮膚のかぶれやアレルギー反応のリスクも
鬼龍院さんのケース以外にも食べ過ぎることによって生じるトラブルがあるようです。専門機関の情報(※)によると、いのむかつきや胸やけ、皮膚のかぶれや水疱の発生、じんましんや呼吸困難などのアレルギー反応を起こすリスクも指摘さていて、これらの副作用は厚生労働省のサイトでも言及されています。また医薬品との組み合わせにも注意が必要です。血圧降下や血液をサラサラにする作用があるため、特定の薬(ワルファリンなどの抗凝固薬、降圧薬、HIV治療薬、一部の風邪薬など)と一緒に摂取すると、作用が強まりすぎたり効果が弱まる場合があります。
ちなみにニンニク自体には、依存症を引き起こすような薬物的な中毒性はありません。しかしながらあの独特の香りには、他の食品にはない病みつき感が伴うことも。
強力な健康効果を持つ反面、食べ過ぎによるリスクがあるということを念頭に置いておく必要はありそう。自己責任でほどよく楽しむのが良いのかもしれません!
<TEXT/スギアカツキ>
※参照元
・ひまわり医院(内科・皮膚科)
・厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』
・公共社団法人福岡薬剤師会薬事情報センター
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。
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