◆JERAセ・リーグ ヤクルト9―2広島(19日・神宮)

 “開幕投手”の意地があった。リーグ戦初戦の先発を任されたヤクルト・吉村は意気に感じてマウンドに上がった。

「スタートよく切れるように、初回から頑張りました」。最速152キロの速球が走り、カットボールも切れた。6回まで被安打2、無四球、無失点。7回ファビアンに左越え2ランを浴びたが、試合を作って4勝目を挙げた。

 体調を崩しやすい6月。睡眠時は長袖、ズボンで風邪を引かないように体調に気をつける。この日の試合中は湿度80%超の蒸し暑さ。こまめな水分補給などでコンディションを保った。「水分補給だったり、そういうところは意識していました」。細心の注意を払って好投につなげた。

 1点を先制した直後の4回無死一、二塁では送りバントのサインが。三塁手の前に転がすと内野安打となり、さらに敵失も誘って追加点を挙げた。

今季初安打に「(バントが)しっかり決まったのでよかったです。これからヒットを積み重ねていければいいですね」と笑った。

 今季の開幕投手が「もう一度、投手陣の柱として頑張ってほしい」という池山監督の期待に応えて、チームは阪神と同率ながら5日以来の首位に浮上。混セ脱出へ。ヤクルトが最高のリスタートを切った。

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