首都圏でも進むワンマン化。

2032年度から開始予定

 東急電鉄は2025年7月17日、大井町線で2032年度からワンマン運転を実施すると発表しました。

対象区間は大井町から溝の口までの全線。東急田園都市線(溝の口~中央林間)でも、大井町線との直通列車に関してはワンマン運転を実施する予定です。

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6000系(画像:東急電鉄)

 今回の取り組みは、将来の労働力不足や社会環境の変化に対応することが目的。デジタル技術や新たなテクノロジーを活用することにより、運行体制の高度化や、安全性・安定性の更なる向上を図るとしています。

 なお、ワンマン運転開始と同時期に、列車到着時に所定停止位置に自動停止させる支援機能となる「TASC」が導入予定。加えて、AI画像解析技術で検知した特定の状態を通知し、運転士の業務をサポートする「乗務員支援ホーム監視AI」も準備が整い次第導入となります。

 また、無線通信技術を活用して列車の位置や速度を連続的に把握し、列車間の安全な間隔を確保する新方式の信号保安システム「CBTCシステム」が2028年度に田園都市線、2031年度に大井町線に導入予定となっています。

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