多賀町(滋賀県)とNEXCO中日本名古屋支社は2025年8月22日、名神高速上りの多賀スマートICが、2025年度冬に開通する予定と発表しました。
多賀スマートICは、多賀町とNEXCO中日本が共同で事業を進めています。
下り線側のスマートICは多賀SAに接続する形で2023年4月に開通。これに続き、上り線側は本線直結型で今冬に開通する予定です。
多賀町によると、多賀スマートICの整備により高速から10分で行ける範囲が拡大。これにより交通が分散され、並行する国道8号などの混雑緩和が期待されるといいます。また、多賀町から第三次医療施設の長浜赤十字病院(滋賀県長浜市)までの所要時間が現在の32分から、開通後は25分に短縮される見込みです。
さらに、多賀スマートICが多賀大社に近いことから観光客の増加も見込め、同じ滋賀県内の彦根城や湖東三山などとの周遊ルートが形成されることで、地域の活性化も期待できるとしています。
上り線側は町道や県道を介して国道307号に接続します。これにより名神上りから多賀大社までの所要時間は、現状の湖東三山スマートIC利用の10分から、多賀スマートIC利用の3分に短縮される見込みです。