関西の鉄道、バス11社局が「ICOCA」「ICOCA定期券」の発売を2017年3月から4月にかけて順次開始します。

社局により異なる開始日

 JR西日本と関西の鉄道、バス11社局は2017年2月3日(金)、ICカード「ICOCA」「ICOCA定期券」の発売を次の日から開始すると発表しました。

●3月25日(土)から
・南海電鉄
・泉北高速鉄道

●4月1日(土)から
・大阪市交通局
・京都市交通局
・大阪モノレール

●4月15日(土)から
・神戸市交通局
・山陽電鉄
・神戸電鉄
・神戸新交通
・北神急行電鉄
・山陽バス

「ICOCA」「ICOCA定期券」関西の鉄道・バス11社局で...の画像はこちら >>

各社局の「ICOCA」券面イメージ(画像出典:JR西日本)。

「ICOCA定期券」は各社局とも1、3、6か月が発売されますが、山陽バスのみ通学6か月の設定はありません。また、一部の社局では学期単位の通学定期券も発売されます。

「ICOCA連絡定期券」の発売も

 神戸新交通では、定期券は「ICOCA」ではなく引き続き「PiTaPa」で発売されます。ただし神戸市営地下鉄と神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー)をまたがって利用する場合は、神戸市交通局の発売窓口で「ICOCA連絡定期券」として購入が可能です。

 京都市交通局と神戸市交通局では、バスも一部の区間や経路などを除き「ICOCA定期券」の発売区間に含まれます。一方、大阪市交通局ではバスおよびバスと地下鉄、ニュートラムを乗り継ぐ「ICOCA定期券」は発売されません。

 各社局により範囲が異なりますが、利用区間が他社局にまたがる「ICOCA連絡定期券」も発売されます。ただし大阪市交通局では「ICOCA連絡定期券」の発売はなく、導入については今後、各社と検討、協議を進めていくとしています。

 原則、磁気定期券は「ICOCA定期券」に変更できます。「ICOCA」カードを持ってない場合は、デポジット(預かり金)500円が別途必要です。

編集部おすすめ