京福電気鉄道嵐山本線(嵐電)の西院駅のホーム移設や、阪急京都線の西院駅の新しい改札口が完成し、2017年3月25日から使用が開始されます。
阪急西院駅は北・南改札口を新設京福電気鉄道と阪急電鉄は2017年2月24日(金)、嵐山本線(嵐電)・西院(さい)駅の新ホームや、阪急京都線・西院(さいいん)駅の新しい改札口を3月25日(土)午前10時から使用すると発表しました。
2社は「西院地区バリアフリー移動等円滑化基本構想」に基づき、嵐電駅と阪急駅の両方でバリアフリー化工事を進めています。今回、完成するのは嵐電駅のホーム移設と改良、および、阪急駅の北改札口と南改札口です。
新設される阪急の駅改札口やエレベーター、スロープと、接続する嵐電駅ホームのイメージ(画像:京福電気鉄道)。嵐電駅では、嵐山方面行きホームが四条通の北側に移設され、阪急駅の北改札口と接続されます。四条大宮方面行きホームは阪急駅南改札口との接続のため、地上階とホーム階をつなぐスロープが整備されます。
阪急駅では、河原町方面行きホームに北改札口が新設され、嵐電駅の嵐山方面行きホームに接続されます。梅田方面行きホームには南改札口が新設され、嵐電駅の四条大宮方面ホームに接続されます。
阪急西院駅の西改札口も改良嵐電駅の両ホームには内方線付き点状ブロックを導入。また、阪急駅との乗り換え経路にはエレベーターやスロープが設けられ、段差が解消されます。
これにより「阪急梅田→西院→帷子ノ辻、嵐電嵐山」方向や、逆の「嵐電嵐山、帷子ノ辻→西院→阪急梅田」方向の乗り換えが特に便利になり、また、バリアフリー化によって円滑に移動できるようになります。
これらの施設が完成したあとも、引き続き、阪急駅西改札口の改良ならびに地下化、エレベーターやエスカレーターの新設、多機能トイレの整備、駅ビルの建て替えなどが計画されています。事業の完成は2019年度末の予定です。
なお、3月25日(土)は嵐電(嵐山本線と北野線)で3年ぶりにダイヤ改正も行われます。西院駅での乗り換えを考慮したダイヤに変更されるとともに、嵐山本線は平日8本、休日2本、北野線は12本(平日、休日共通)の列車がそれぞれ増発される予定です。
【画像】事業全体のイメージ
