標準型は「超独特なエンジン配置」

 ウクライナの航空機メーカー、アントノフの公式SNSアカウントが、2001年4月20日に行われた民間機「An-74 TK-300」の初飛行の様子を動画で投稿しています。この機体は同社の双発ジェット輸送機「An-74」シリーズのひとつながら、従来機とはデザインが大きく変わった異色の派生型です。

【写真】えっ…これが「初期タイプのAn-74」超異形の全貌です

 標準タイプの「An-74」の最大の特徴は、エンジンを主翼の付け根上部に配置するレイアウトです。このエンジン配置はそれより以前に開発された「An-72」の設計を引き継いだもので、エンジンの排気を主翼上面に沿わせることで短距離離着陸性能を向上させ、さらにエンジン位置を高くすることで、地上での異物吸入を防ぐ効果がありました。

 しかし「An-74 TK-300」ではこの設計を一新し、現代の民間機ではスタンダードな主翼の下にエンジンを吊り下げる形に。アントノフ航空によると、設計変更と性能向上により、従来の「An-74」と比べ速度が40~50km/h向上し、燃料効率が20%改善したといいます。

 一方で、外観がユニークなものからスタンダードなものに変わってしまったことを惜しむ航空ファンもいるようで、SNSでは「普通になってしまった!って心の中で叫んだやつ」「何か悲しい気分」といったコメントも寄せられています。

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