新トンネル“本掘進”が完了!
鹿児島県内で建設が進められてきた国道3号バイパス「鹿児島東西道路」のトンネル掘削が、いよいよ大詰めを迎えています。鹿児島国道事務所は2026(令和8)年5月9日、シールドトンネル工事による「本掘進」が4月24日に完了したと発表しました。
鹿児島東西道路は、鹿児島市街を東西に貫くバイパス道路です。臨港エリアに位置する市の中心市街と、シラス台地の丘陵を隔てて西側にある、鹿児島ICを直結するルートとして整備されます。
鹿児島ICは、福岡県から九州を南北に貫く九州道の終点であるうえに、南九州道(南九州西回り自動車道)、指宿スカイラインの2路線も交わる交通の要衝です。ここから鹿児島港をはじめ臨海部の市街地に向かうルートとしては、これまで武岡トンネル、新武岡トンネルが利用されてきましたが、交通集中が激しく、1日4万台のクルマで大混雑しています。
そこで、この区間に通る3本目のトンネルとして築造されているのが、鹿児島東西道路の東西トンネル(下り線、全長2319m)です。既存のトンネルに並行しつつ、さらにその先のJR線や鹿児島市電も一気にくぐり抜けて、市街地の中洲通り・甲南高校付近に計画している、甲南IC(仮称)へと至ります。
建設に当たっては、九州の道路トンネルでは初となるシールド工法が採用されており、2023(令和5)年11月から掘進作業がスタート。このたび、シールドマシンの後ろに電源装置や掘った土を運搬する装置などを連結した状態で掘る「本掘進」が完了しました。
本掘進を終えたシールドマシンは現在、シールドマシンを待ち受ける田上側坑口の手前36mの位置で一時的に待機しています。今後は、田上側で付帯施設の建設工事が2026年9月中旬ごろまで進められていく見込み。これらの工事が完了したのち、マシンは再び動き出し、いよいよ貫通を迎えることになります。なお、東西トンネル上り線の着工時期などについては未定となっています。

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