トミーテックが新製品の展示会を開催。鉄道模型をはじめ、ミニカーやストラクチャーなどを展示しました。
模型メーカーのトミーテックは2020年1月8日(水)、「トミックスショールーム東京」(東京都千代田区)で関係者向けの新製品展示会を開催しました。
鉄道模型ブランド「TOMIX(トミックス)」からは、Nゲージで、国鉄103系非冷房車のオレンジ色の基本セットA(3両)、基本セットB(4両)、増結セット(2両)、単品(サハ103形)が登場します。中央線や青梅・五日市線、大阪環状線などを走った、ヘッドライトが1灯のタイプです。貨物車両は、ヤマト運輸コンテナを搭載したコキ104形のほか、日本石油輸送などの私有貨車で、黄色のタキ5450形タンク車が登場します。いずれも5月から順次発売される予定です。
同じくNゲージで6月に、京阪神地区の国鉄117系電車「新快速」が登場します。セットは6両です。そのほか、神戸~信濃大町間を結んだ14系客車「リゾート白馬」6両セット、高山本線のキハ58系ディーゼルカー急行「のりくら」4両セット、新津運輸区のキハ47形首都圏色2両セットも登場します。
国鉄103系非冷房車のオレンジ色の基本セットA(3両)、基本セットB(4両)、増結セット(2両)(2020年1月8日、大藤碩哉撮影)。
第三セクターでは、福岡県を走る平成筑豊鉄道の400形ディーゼルカーが、TOMIXから初めて製品化されます。旧型車両塗装となのはな号の2両セットです。
再生産される製品では、キハ40系ディーゼルカーの東北地域本社色や長良川鉄道のナガラ300形ディーゼルカー、スカイブルー色かつ高運転台の国鉄103系電車、コキ106形貨車(グレー、コンテナなし、テールライト付き)があります。
1/80スケールでは、青函トンネル走行用として登場したJR北海道の電気機関車、ED79形が製品化されます。青森~函館間を走行するにあたり、専用の保安装置の搭載や高速化対応でED75形を改造した車両です。
また、青函トンネルの開通で登場した50系5000番台客車「海峡」の4両セットが発売されます。青森~函館間の運用にあたり、側面の窓を1枚にするなど50系から改造されたもの。ED79形電気機関車と組み合わせて楽しめます。50系5000番台客車の発売は5月の予定です。
205系初登場、「鉄顔」からは電気機関車と客車も「鉄道コレクション」からは、地下鉄直通用として登場した東武鉄道9000型電車9101編成の現行仕様4両セットと10両セット、養老鉄道7700系電車のTQ12編成(緑歌舞伎)3両セットとTQ03編成(赤帯)3両セットが、5月に発売される予定です。
「ザ・バスコレクション」からは、Nゲージスケールのバス模型で、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のラッピングを施した「小田急箱根高速バスラッピングセット」や、「バスコレ空港シリーズ」第5弾として、新千歳空港を発着する道南バスなど3社3台のセット、そして「日野HIMR」「日野ブルーリボンシティハイブリッド」全13種が6月までに登場。「ザ・トラックコレクション」からは、1/64スケールのトラック模型「いすゞエルフ パネルバン(ヤマザキパン)」と、「マツダE2000 清掃車(青・白、灰の2種)」が7月に発売されます。

「ザ・バスコレクション」「ザ・トラックコレクション」など(2020年1月8日、大藤碩哉撮影)。
さらに時期は未定としながらも、長らくTOMIXからは製品化されていなかった205系電車が登場する予定です。
このほかにも、Nゲージスケールの情景パーツや、1970年以降の自動車を1/64スケールで再現した「TOMICA LIMITED VINTAGE NEO(トミカ・リミテッド・ビンテージ・ネオ)」などが、6月から順次発売される予定です。