大規模増備です!
三菱重工が過去に納入した日暮里・舎人ライナーの330形車両(画像:東京都交通局)。
三菱重工業は2020年6月16日(火)、グループ会社の三菱重工エンジニアリングが、東京都交通局から日暮里・舎人ライナー向けの新型車両を60両(12編成)受注したと発表しました。
今回の車両は、三菱重工グループが次世代の通勤用車両シートとする「G-Fit」によるロングシートを採用し、輸送力を高めているとのことです。三菱重工は2015年度と2019年度に、日暮里・舎人ライナー向けの330形車両を計3編成、納入していますが、開業時に登場した300形がクロスシートを採用しているのに対し、こちらは全席ロングシートとなっています。
日暮里駅と東京都足立区の見沼代親水公園駅を結ぶ日暮里・舎人ライナーは、2008(平成20)年の開業以来、利用者が堅調に増加し、新交通システムのなかでは朝ラッシュ時の混雑率が最も高くなっています。このため東京都交通局は、2019年度の経営計画において車両の増備を表明し、2022年度から、座席を全てロングシート化して定員を増やした車両へ順次更新するとしていました。

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