タイラバでは、ロッドやリールはもちろん、ライン選びも釣果を左右する重要な要素だ。そこで今回はタイラバ用ラインの素材選びについて詳しく解説する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・山下洋太)

タイラバに適したライン(釣り糸)の素材を解説 「8本撚りPE...の画像はこちら >>

そもそもタイラバってどんな釣り?

タイラバとは、マダイを釣るために特化したルアーのこと。ヘッドの重さで仕掛けを沈めて、リールを巻いてネクタイを動かし、食ってきたマダイにフックを掛けるのが基本の操作。この仕掛けの操作をする上で使用するラインの素材は非常に重要だ。

ラインの素材はPE一択

リールに巻くラインの素材は、PEライン一択だ。PEラインは細くても直線強力が高く、細い号数を使用できるのが特徴。また、伸度が低いことから感度が高く、着底やアタリがわかりやすいのも大きな特徴だ。したがって、水深に対して重たすぎないヘッドを使用するタイラバゲームには、PEラインが必要不可欠だ。

号数は0.6~1号をセレクトしよう

タイラバに適したライン(釣り糸)の素材を解説 「8本撚りPEにフロロ」が定番
タイラバに適したライン(釣り糸)の素材を解説 「8本撚りPEにフロロ」が定番
メインラインはPE素材一択(提供:TSURINEWSライター・山下洋太)

PEラインの号数については、0.8号を中心に、0.6~1号を使用する場合がほとんど。細すぎるとマダイとのファイトに不安感が増す。その一方、太すぎるとラインが潮の抵抗を受けて流され、着底やアタリがわかりにくくなる。必要な強度、潮受けのしにくさのバランスを取って0.6~1号がベストというわけだ。

撚り本数は8本がベター

PEラインの撚り本数は8本がベター。8本撚りは水の抵抗を受けにくく、ラインが流されるのを防止できる。より軽いヘッドを使用しても底取りをしやすくなり、繊細な釣りを展開できるのが8本撚りの魅力。ただし、価格を抑えてPEラインを購入したい方は4本撚りを選ぶのもアリ。

撚り本数で迷ったときには8本撚り、価格重視の場合には4本撚りの用に選んでみよう。

リーダーはフロロ4号前後

PEラインの先に結ぶリーダーは、耐摩耗性が高いフロロカーボンをセレクトするのがおすすめ。号数はPEラインの太さに合わせて、4号前後を使い分けるのがいいだろう。長さは3~5mほどがおすすめ。あまりにも長くすると潮受けしやすくなり、仕掛けが流されてしまう可能性がある。

タイラバに適したライン(釣り糸)の素材を解説 「8本撚りPEにフロロ」が定番
タイラバに適したライン(釣り糸)の素材を解説 「8本撚りPEにフロロ」が定番
リーダーはフロロ4号3~5mを結束(提供:TSURINEWSライター・山下洋太)

アシストラインにも注目

タイラバのフックが結ばれているアシストラインの素材も意外と重要だ。アシストラインの中に芯材が入っていると、ラインがしなやかながらも適度なハリが出る。そうすると水中でフックが垂れ下がらず、ネクタイにより馴染みやすくなるだろう。

ネクタイにフックが馴染むとフッキング率の向上にも期待できる。タイラバのフックシステムを自作するアングラーは、この点を注意してアシストラインを選ぶのがおすすめだ。

繊細な釣りになればなるほどラインは重要

ルアーを用いた釣りでは、繊細なゲームになればなるほど、ラインが非常に重要だ。タイラバも深い水深を軽量なルアーで狙う繊細なルアー釣り。その繊細なゲームを制するために、ライン選びを入念に行おう。

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<山下洋太/TSURINEWSライター>