近年、明石沖ではマダコの個体数が減少し、漁獲量も大きく落ち込んでいます。しかし今年は「例年より釣れている」という明るい話題も聞こえるようになりました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)
明石沖のタコ釣果は非公開?
明石沖のマダコ釣りでは、例年であれば遊漁船のホームページに「1人○杯」「竿頭○杯」といった釣果情報が掲載されます。ところが今年は、「申し合わせによりタコ釣果数の公開は自粛」と記載する船宿が目立ちます。背景には、釣果情報によって釣り人が集中することを懸念する漁業者の声があるともいわれています。
もちろん、遊漁船やプレジャーボートはマダコの採捕が禁止されている第1種共同漁業権区域外で釣りをしているため、法的な問題はありません。それでも「数は書けないが釣れている」という状況から、今年の明石沖は好調なのだろうと感じました。
意外と使いやすい廉価版リール
タコ釣りではパワーギア仕様のベイトリールが人気ですが、私が愛用しているのはシマノの「GENPU XT」です。廉価モデルながらパワーギア仕様で、大型ハンドルノブを装備。PE2号を巻いてタコ専用として使用しています。
ジギング用リールも使えますが、重量があるため片手で誘い続けるタコ釣りでは負担が大きくなります。水深10~15m程度なら、この軽量リールでも十分対応可能です。高価なリールだけが正解ではなく、「軽さ」と「扱いやすさ」は大きな武器になると感じています。
タコの時合いは潮止まり前後
当日は午前5時に出船し、ポイントへ向かいました。実釣時間は潮止まりを挟んだ約2時間。
そのため、狙い目は潮止まり前後の潮が緩む時間帯です。潮が速いとタコエギは海底を引きずられてしまい、マダコが抱きつく間を与えられません。しっかり着底させ、誘いとステイを繰り返せる潮止まり前後こそ、最も効率よく狙える時間帯になります。
朝の時合いだけでツ抜け達成
過去に実績のある水深14m前後のポイントへ入りましたが、幸い他船は少なく、自分のペースで探ることができました。まだ潮は少し残っていたため、ボートを前後進させながら船位をキープ。こうすることでタコエギを引きずらず、海底を丁寧に探ることができます。
最初は白と黄色のタコエギをセットしてスタート。「今年は白・黄・オレンジが良い」といわれていますが、情報をうのみにするのではなく、自分なりに基本色を中心に組み立てました。
300gサイズから顔出し
ゆっくり誘っていると、穂先に重みが乗ります。「乗ったかな?」5つ数えて大きくアワせると、ズシッとした重量感。300gほどのかわいいサイズでしたが、まずは1杯目をキャッチできました。
それでも9杯目を釣ったところで、「あと1杯でつ抜け」と意識し始めます。しかし、その頃から潮が再び動き始め、アタリが遠のいてしまいました。それでも粘った末、何とか10杯目をキャッチ。時計を見ると7時半を回り、潮も1ノット近くまで速くなっていました。
次の潮止まりまで待てばさらに数は伸びたかもしれませんが、10杯あれば我が家の食卓には十分です。欲張らず、この日はここで納竿としました。
最終釣果
潮止まり前後の2時間だけで10杯。サイズこそ小ぶりでしたが、十分満足できる釣果となりました。次の潮止まりまで続ければさらに数は伸びたかもしれませんが、短時間で結果が出たことに大満足です。
次回は数だけでなく、良型にも期待しながら再び明石沖へ向かいたいと思います。
<丸山明/TSURINEWSライター>
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