仮面ライダー生誕55周年記念作『アギトー超能力戦争ー』が4月29日から全国公開される。本作で主要キャストの1人である葵るり子を演じたゆうちゃみに、映画初出演への思いなどを聞いた。

-出演が決まった時の心境は?

 「マジ、ドッキリ?」みたいな感じでした。「仮面ライダー」は物心ついた頃から幼なじみみたいな感じで見ていたんで、ほんまに超うれしくて。もう本当にやばかったですね。

-最初に脚本を読んだ時の印象は?

 葵るり子ってめっちゃイケイケで、口悪いなみたいな感じ。でも自分とちょっと似ている部分があったりして、違和感はあまりなかったです。るり子が現実にいたらめっちゃ親友になれそうやなっていう感じでした。

-演じるに当たって、役作りはしましたか。

 役作りは全然していないんですけど、昔の「アギト」を見させてもらったりしました。るり子が私と違うところはちょっと口が悪かったり、普段は使わん言葉をしゃべったりするところなので、その言い回しとかは監督と相談したりして一緒に頑張りました。

-関西弁ではないゆうちゃみさんも新鮮でした。

 私からしたら超違和感。この関東弁、この言い回しで合ってんのかなっていう。

でも、監督からいろいろ教えてもらいました。いい時はすぐにオッケーが出るし、あかん時はいっぱい撮り直してくれる方やったんで、もう信頼度が半端なかったです。監督がオッケー言うたらオッケーやろみたいな感じでした。

-葵るり子のキャラクターをどのように理解しましたか。

 イケイケで負けん気があって、なんかちょっと男気もあるし、口悪いし、めちゃくちゃなんですけど、でも、いざとなったらしっかりしているとこもあったり、仲間を引っ張っていく力があったりとか、オンオフがしっかりしてるなっていうふうには思いました。戦う時は必死になって、もうボロボロなってんのに戦うし、みんなが止めても言うこと聞かんしっていう性格は超好きやなって思いました。

-演じる上で心掛けたことはありましたか。

 戦いのシーンはアフレコしたんですけど、自分が一番、誰がなんと言おうと戦い切るみたいな感じ。私で言ったら、誰がギャルじゃないって言おうが、私はギャルやからみたいな気持ちと通じるところがあったので、結構勢いよくやったっていうのもあります。

要潤さんとの共演はいかがでしたか。

 要潤さんが目の前に来た瞬間、「要潤や!」ってなり過ぎてせりふが飛びました。もう自分でも何を言ってんのか分からへんくなってNGを出してしまいました。

要さんの演技に引き込まれてしまって頭の中が真っ白になりました。

-アクションシーンは大変でしたか。

 アクションを全くやってこなかったんで、それこそスーツアクターの方にいろいろ聞いたりとか、仮面ライダーG6やったらどういう動きをするのかをすり合わせてやらしてもらいました。だからほんまにスーツアクターの方にはすごく感謝しています。1人やったらもうボロボロ。マジ仮面ライダーになり切れてなかったと思います。

-ちょっとコスプレを楽しんだような感じもありましたか。

 ありますね。やっぱり仮面ライダーは、ちっちゃいころ見ていたから、まさか自分が変身できるとは思ってなかったし、まず仮面ライダーのあの衣装ってどうやって着るんやろうとか、頭どうなってんのかな、息できんのかなとか、ほんまに素人みたいなことしか考えてなかったんですけど。だから一番びっくりしたのは、CGが追加される前の演技だったんで、ここに怪獣がいますみたいなことしか伝えてもらえなくて、どのぐらいでオッケーなんやろと思って、完成したのを見たら、敵がでかくてびっくりしました。

-いつもの自分とは違うキャラクターを演じるのは新鮮でしたか。

 新鮮でしたね。

まず葵るり子っていう名前を頂けてすごくうれしかったし、エンドロールでも要潤さんの次に出てくるとはと思っていなかったです。マジ東映(オープニングロゴ)って最初きたとこから涙やったし。もうどうすんねん。どこまででかくなんねんゆうちゃみって自分でも思っちゃうぐらい感動しました。

-完成作を見た印象はいかがでしたか。

 慣れない関東弁をしゃべっているから、自分のところは照れました。でも、映画自体の完成度はすごかった。もうめっちゃ手が込んだすごい作品やなみたいな。キャストの人もそうやし、スタッフさんたちの気持ちの入れ方とか、出来上がりのCGの完成度とか、もう全てに関して120点っていうぐらい感動しました。

-本作を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします。

 25年前の作品が、25周年という形でこうやって帰ってきて、ほんまに仮面ライダーファンの方にも期待していただきたいですし、私たちがGユニットに加わったりして、令和のアギトとして大激闘が繰り出されるので、ぜひ皆さんに見てほしいです。

(取材・文/田中雄二)

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