この記事をまとめると
■F1のモナコGP、ル・マン24時間レースに並ぶの世界三大レースのひとつがインディ500だ■2024年は5月26日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる
■視聴用の専用アプリがあるので視聴環境は整えやすいが、長いので環境作りが重要だ
インディ500の楽しみ方を紹介!
アメリカのオープンホイールレースとして注目度の高いインディカー・シリーズが3月10日、アメリカ・フロリダ州のセントピーズバーグの市街地コースで開幕。2024年も市街地コースやロードコース、さらにアメリカンモータースポーツの象徴とも言えるオーバルコースを舞台に全17戦で争われる予定だが、そのなかでもっとも注目したいラウンドが、2024年5月26日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイを舞台に開催される第5戦「インディアナポリス500マイルレース」、通称“インディ500”だといえるだろう。
インディ500が初めて開催されたのは1911年で、F1の“モナコGP”、現在はWECの1戦として開催されている“ル・マン24時間レース”とともに、世界3大レースのひとつとして定着。

2017年および2020年の大会で、日本人ドライバーの佐藤琢磨選手がウイナーに輝いたことから、日本でもポピュラーな1戦となっているが、舞台のインディアナポリスは日本にはあまり馴染みのないオーバルコースで、しかも、レース時間は3時間を超える長丁場だ。
そのため、自宅でテレビ観戦をしていても、どのように楽しめばいいのかわからない……というファンも少なくないことから、インディ500のテレビ観戦のポイントを紹介したい。

アプリがあれば退屈知らず!
まず、インディ500をテレビ観戦する際に準備しておきたいものが、インディカー・シリーズの公式アプリ「INDYCAR APP」で、事前にスマートフォンやダブレットにダウンロード。
同アプリでは最新のニュースやスケジュールはもちろんのこと、各ドライバーのトラックマップやリーダーボード、テレメトリーをチェックできるほか、お気に入りのドライバーのインカー映像も視聴可能。オーバルコースでのレース観戦では退屈になる時間があるが、このアプリを活用すればさまざまな視点からレースを楽しむことができるだろう。

しかも、同アプリではピットとドライバーの交信も確認可能である。インディ500ではピットストップのタイミングを迎えると見ている方も混乱してくるが、このアプリを活用することでピットストップの状況を把握できるはずだ。
もちろん、長丁場のレースゆえに、ドリンクやおつまみも必需品。クラッシュによるイエローコーションの際に動きがないようであれば、そのタイミングでトイレ休憩を挟んだり、ドリンクやおつまみの補充を行なっておくことも、インディ500ならではのテレビ観戦のポイントだといえるだろう。

そのほか、インディ500のウイナーはシャンパンではなく、ミルクを表彰式で味わうことから、それにあやかって、フィニッシュ後はテレビを見ながら牛乳で乾杯……というのもインディ500のテレビ観戦の定番!?

以上、簡単にポイントをまとめたが、第108回となる2024年の大会にも佐藤琢磨選手が自身3回目の優勝を目指してレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングより参戦する予定となっている。
佐藤琢磨選手の動向に注目しながら、年に1度の祭典を楽しみたいものだ。