この記事をまとめると
■メーカーの周年を記念するモデルが存在する



■最近では日産が90周年記念車を7モデル登場させた



■特別仕様などではなく周年を記念した「車種」が登場することもある



モデルやメーカーの節目を記念したクルマたち

クルマにはさまざまな特別仕様車がリリースされているが、意外と多いのが何かの周年を記念してリリースされる〇周年記念車というものだ。今回はそんな周年記念車たちを振り返ってみたい。



日産90周年記念車

現在購入することができる周年記念車の筆頭ともいえるのが、日産の創立90周年を記念してリリースされたモデルたちだ。



現在、いろいろな車種を揃える日産ではあるが、2023年12月26日に創立90周年を迎え、それを記念するモデルとして、サクラ、ノート、オーラ、リーフ、キックス、セレナ、エクストレイルの7モデルに90周年記念車が設定されている。



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このモデルはどれも電動パワートレインをラインナップしているモデルとなっており、その電動化を象徴するカッパーのアクセントと、素材にこだわった専用シートを装着して特別感を演出したモデルとなっている。



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日産サクラ 90周年記念車のブロンズ加飾



ホンダS2000

ホンダとしてはひさびさのFRレイアウトを持ったオープン2シーターであり、1960年代に登場したSシリーズの名前を受け継ぐモデルとして現在でも高い人気を誇っているS2000。



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ホンダS2000(初期型)のフロントスタイリング



このモデルは本田技研工業の創立50周年を記念するモデルとして1998年に発表され、翌年4月に市販されたもので、搭載されるエンジンは2リッター自然吸気エンジンでありながら250馬力という高出力と、許容回転数9000回転を実現するF20C型を搭載していた。



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ホンダS2000(後期型タイプS)のリヤスタイリング



日本仕様は2005年11月のマイナーチェンジ時に2.2リッターへと排気量が拡大し、実用回転域のトルク増によってより乗りやすい仕様となったが、最高出力は242馬力、許容回転数も8000回転に下げられている。



ミツオカ・ロックスター

2018年11月に発表された光岡のオープン2シーターモデルであるロックスターは、光岡の創業50周年を記念してリリースされたモデルとなっており、ベース車は4代目マツダ・ロードスターである。



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光岡ロックスターのフロントスタイリング



ただ、エクステリアはドアとソフトトップにロードスターの面影を残すのみで、前後はまったく異なる2代目コルベットのようなアメリカンスタイルに一変されていた。



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光岡ロックスターのリヤスタイリング



ちなみに光岡は先日、55周年を記念して「M55」というホンダ・シビックをベースとし、1970年代に一世を風靡したGTカーをモチーフとしたモデルも発表しており、早くも60周年の記念車が気になるところだ。



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光岡M55のフロントスタイリング



ランボルギーニ・カウンタック 25THアニバーサリー

スーパーカー世代であれば、実車を見たことがなかったとしてもその名前だけは知っているといっても過言ではないのがランボルギーニ カウンタックだろう。どこからどう見てもスーパーカーであることが一目瞭然のカウンタックだが、1974年から1990年まで販売されたロングセラーモデルでもあった。



そんなランボルギーニに1988年に追加されたのが、ランボルギーニ社創立25周年を記念した25TH アニバーサリーである。



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ランボルギーニ・カウンタック 25THアニバーサリーの走行するようす



メカニズム的には5000QVと同一だが、エクステリアにはのちにパガーニを創立するオラチオ・パガーニが手がけたデザインを纏っており、カウンタック史上もっとも人気を博したモデルになったのであった。

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