この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2025がインテックス大阪で開幕■3号館のHonda/無限ブースをチェックした
■まだ市販されていないプレリュードが間近で見られる
目玉はプレリュード・プロトタイプ!
西日本最大級のカスタムカーの祭典「第28回大阪オートメッセ2025」が、本日2月7日(金)よりついに、インテックス大阪で開催された(9日(日)まで)!
3号館にブースを構えるHonda/無限は合計7台の四輪車を出品しているが、その目玉はやはり「プレリュード・プロトタイプ」だろう。
2025年秋に日本国内を皮切りとして世界各国で順次発売予定の市販モデルをベースに、純正アクセサリーのフロント/リヤスポイラーを装着。その中央に青のアクセントカラーを施している。
ブラックのホイールやトランクスポイラー、青のブレーキキャリパーは2023年10月のジャパンモビリティショーに出品された「プレリュード・コンセプト」と同様だが、ボディカラーがホワイトからブラックに変更されたことも相まって、より精悍かつスポーティな印象に。

すぐ近くに配置された、フレームレッドのボディカラーと赤バッジがレーシーな「シビック・タイプRレーシングブラックパッケージ」とは好対照な、クールな雰囲気を「プレリュード・プロトタイプ」は纏っていた。

両車をさらに細かく見比べてみると、ブレーキはキャリパーの色を除けば共通ではあるものの、タイヤはプレリュードが245/35ZR20 XLのコンチネンタル・スポーツコンタクト6、シビックRが265/30ZR19 93Yのミシュラン・パイロットスポーツ4Sと、プレリュードは1サイズだけ偏平率を上げつつも先代シビックRに先祖返りした印象。

そしてプレリュードのパワートレインは既報のとおり、2モーターの次世代「e:HEV」と、有段トランスミッションのような走行フィールを実現する「Honda S+ Shift」の組み合わせとなることが、すでに明言されている。

対するシビック・タイプRは、コンベンショナルなK20C型2.0リッター直4ガソリンターボと3ペダルの6速MT。そんな心臓部の違いも相まって、サーキットベストのシビック・タイプRに対し、プレリュードはワインディングベストの「タイプS」的なキャラクターになると想像できる。残念ながらMT車の設定はない模様だが、今秋の発売が待ち遠しい。
無限シビックRSにも注目したい
なお、グッズコーナーでは、歴代プレリュードが描かれたアパレルが販売されているだけではなく、2025年商品化予定という新型プレリュードのトミカ(ミニカー)も参考展示。こちらも発売が楽しみだ。またグッズ購入者には先着200名で歴代プレリュードのポストカード5枚セットがプレゼントされるので、ファンならばいち早く訪れたほうがいいだろう。

ホンダ側のコーナーではこのほか、2024年シーズンからのスーパーGT GT500マシンの「シビック・タイプR-GT」と2024年シーズンのF1マシン「オラクル・レッドブルレーシングRB20」のショーカーに加え、2021年シーズンのF1マシン・RB16Bに搭載されていたパワーユニット「RA621H」の実物も展示。

さらにはN-ONEオーナーズカップに参戦するホンダテクニカルカレッジ関西の、現行N-ONE RSをベースにした車両を「兵庫カーライフフェスタ2024」に続いて出品(オートサロンには初代N-ONEベースの車両を展示)している。

モータースポーツファンならば、いずれも要チェックだ。
無限のコーナーでは、シビックRS用パーツを装着した「無限シビックRS」と、2025年5月ごろ発売予定の「シビック・タイプRグループB」チューニングパーツ装着車両のプリプロダクションモデル、2024年シーズンのスーパーフォーミュラ参戦マシン「レッドブル・モチュール無限SF23」を展示。

「シビック・タイプRグループB」には、いずれも車検対応ながら、レーシングカーさながらに本格的なドライカーボン製のエアロパーツが数多く装着されており、ベース車に対し約3倍のダウンフォース、約38kgの軽量化を実現する一方、展示車両の部品代は約1200万円に達する予定。しかし、無限の考える究極のスポーツカーを具現化することを、数を多く売ることよりも重視して開発しているというから、グループBパーツを全て装着すれば、まさに究極のシビック・タイプRとなるだろう。

対する「無限シビックRS」は、エアロパーツこそ性能よりドレスアップ性を重視したものだが、パフォーマンスダンパーやスポーツエキゾーストシステムといったチューニングパーツも設定。さらに18インチアルミホイール「FS10」は鍛造製で、ベース車のホイールに対しなんと1本あたり4kgも軽量化されるという本格派だ。そのほか、RSに装着可能なタイプR用パーツも設定しているというので、チューニングを楽しみたい人も要チェックだ。

Honda/無限ブースは3号館。ぜひ足を運んでみてほしい。