女性の持ち物には“置きっぱなしレッドカード”なグッズが多数!
連日、35度以上の猛暑日を記録している夏。炎天下を歩くのがイヤで、クルマで出かけることも増えているのではないでしょうか。体調を気遣うなら、それがいちばんいいですよね。
ただ、出かけた先で駐車をする際には、急激に上昇する車内温度に要注意。JAFが気温35度の昼間に行ったテストでは、駐車開始30分で車内温度は45度を超え、2時間後には80度近くまで高温に! とくに、ボディカラーが黒いクルマで温度上昇が激しく、ダッシュボードの最高温度は79度に達する結果となりました。サンシェードを装着すると、車内温度は20度近く低く抑えられるものの、それでもダッシュボードは52度に。用事が済んで戻ってきたら、クルマの表面や車内の金属部分などに触れると火傷する恐れがありますので、注意して欲しいと思います。
また、そんな高温になる車内に置きっぱなしにすると、とても危険なものがあるのです。とくに、女性の持ち物には置きっぱなしレッドカードなグッズがいっぱい。今回はそれをご紹介したいと思います。
1)スプレータイプの日焼け止め
1つ目は、最近とても種類が増えて人気となっている、スプレータイプの日焼け止め。手を汚さずに全身にサッと使えて便利なので、愛用している人も多いのではないでしょうか。もし手元にあれば、スプレー缶の注意書きを見てみると、「火気と高温に注意」と大きな文字で書いてあると思います。

これは高圧ガスを使用した可燃性の製品であるため、炎や火の近くで使用してはいけないのはもちろん、40度以上の高温になるところに置くと、破裂の危険性があることを警告している文言です。ほかにヘアスプレーやスプレータイプのファンデーションなど、ヘアメイク製品にも可燃性のものが多いので、絶対に車内に置きっぱなしにしないように注意しましょう。
2)シルバーアクセサリー
2つ目は、デザイン性が高く比較的手頃なお値段のために人気のある、シルバーアクセサリー。Silver925と刻印が入った純度の高いシルバーのピアスやネックレスなど、とくに夏のリゾートファッションや水着と合わせると映えるので、愛用している方も多いですよね。

入浴や炊事などの熱やお湯でも変質や損傷の恐れがあるほどなので、高温の車内に置きっぱなしにしたら……無事に残っているかどうかは神のみぞ知る、という感じでしょうか。もし見た目には無事だったとしても、すぐに触ると火傷する危険性もありますので注意が必要です。
口紅やリップクリームは変形してしまうことも!
3)ヘアアイロン
3つ目は、オシャレに気を遣う女性ほど持ち歩いていることが多い、ヘアアイロン。旅行や外出には充電式のコードレスタイプがとくに人気ですが、これも高温の車内に置きっぱなしにすると、火災の原因になりやすいので危険なんです。

最近のハイブリッド車などには車内にコンセントがある車種も多いので、車内で充電できて便利なのですが、そのままにしておくのは絶対にダメ。できれば耐熱性の収納ポーチに入れて、ちゃんと車外に持ち出しておくことをおすすめします。
4)炭酸水
4つ目は、ダイエットや美容のために飲んでいる人が多い、炭酸水。レモンなどいろんなフレーバーのタイプがあって、人気ですよね。これも、飲みかけのペットボトルを高温の車内に残すのは危険なんです。唾液に含まれる雑菌などが二酸化炭素を発生し、破裂する恐れが。未開栓のペットボトルでも、50度を超えると炭酸ガスによる内圧の上昇で破損することもあるそうなので、置きっぱなしにしないようにしましょう。

5)口紅やリップクリーム
5つ目は、危険を及ぼすものではないですが、残念な気持ちになってしまうのが口紅やリップクリーム。うっかり車内に置き忘れて戻ったら、デロデロに溶けていた……というのはすでに経験した女性も多いのではないでしょうか?

一度溶けた口紅は、気温が下がれば一応は固形にはなるものの、ヒビが入ってしまったり、ヘンな形で出てくるので唇に塗りにくかったり、まったく元通りにはなりません。
というわけで、炎天下の車内は危険がいっぱい。なるべく屋根の下や日陰を探して停めたり、サンシェードでびっしりと窓を覆っておくなど、しっかり対策をした上で、危険なものを車内に放置しないように気をつけてほしいと思います。