この記事をまとめると
■ルノーが5月より新型SUVのアルカナを販売する■クーペとSUVを融合させたようなエレガントなエクステリアが魅力だ
■現在販売中の輸入車では唯一となるフルハイブリッドシステムを搭載する
クーペとSUVの融合によって生まれたフルハイブリッドSUV
多くの人で賑わった東京オートサロン2022や大阪オートメッセ2022のルノー&アルピナブースで展示され、大きな話題となったクルマがあるのをご存知だろうか。
それが、ルノーの新型SUV「アルカナ」だ。このクルマが2022年の5月26日(木)より日本国内で販売を開始すると正式アナウンスがあった。
「アルカナ」は、見ての通り「クーペ」と「SUV」のいいとこ取りをしたような先進的なデザインを取り入れたルノーの自信作となっており、世界最高峰の自動車レース「F1」に出ているからこそ得られるノウハウも詰め込まれたモデルだ。
そして注目なのは、搭載される「E-TECH HYBRID」と呼ばれるルノー独自のハイブリッドシステムだ。このシステムは、メインモーター(駆動用)とHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)のふたつのモーターを、1.6リッターのエンジンと、レースシーン譲りのドグクラッチを採用した電子制御ATを介して駆動するという、現状では日本で販売されている輸入車SUVで唯一である”フルハイブリッドシステム”搭載車両なのだ。これにより、EVのようなスムーズな加速と、ガソリンエンジンによる力強いメカ的なフィーリングの両方が楽しめるという。

メインモーターの出力は36kw/205N・m、HSGは15kw/50N・mとなり、エンジンは94馬力/148N・mのスペックを有する。
ルノースポール譲りのスポーティなエクステリア
エクステリアでは、先述したクーペとSUVの美しさを上手く融合させたデザインが目をひくほか、空力関係のシステムにも力を入れており、ここにはF1マシンからヒントを得た要素が落とし込まれている。よって、空気抵抗を抑え、燃費を向上させている。
インテリアには、クーペがもたらす走りの楽しさを表現するため、同社のモータースポーツブランド「ルノースポール」譲りの「R.S.LINEデザイン」を取り込んでいる。そのため、SUVでありながら、モータースポーツシーン直系のスポーティな雰囲気となっているのも、このクルマの特徴なのだ。モニターサイズは大型化の波に乗り遅れることなく、10.2インチの大画面を採用する。なお、これにはスマートフォンのミラーリング機能が備わっているので、スマホのナビ画面などを映すことができる。

運転モードには「ECO」「Sports」「My Sense(個別設定モード)」の3つを備えるので、使い方に応じてクルマの性格を変更できる。

見た目もスペックも魅力的な話題のアルカナは429万円となる。
SUVや輸入車を検討しているユーザーは必見の1台だ。